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アイアンマンシリーズの2作目にあたる『アイアンマン2』では、『アベンジャーズ』へつながる数々の伏線が張り巡らされています。
映画後半に「アベンジャーズ計画」の計画書が出てきますが、それだけではありません。
マーベルファンにはたまらないキャラクターモチーフも複数埋め込まれています。
今回は、映画の随所に散りばめられた数々の伏線を徹底解説します。
MCUのキーアイテム「インフィニティ・ストーン」
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の1作目『アイアンマン』からキーアイテム!
それがインフィニティ・ストーンです。
本作ではどこにインフィニティ・ストーンが登場したか分かりましたか?
過去作で描かれたインフィニティ・ストーン
MCUで最初に登場したインフィニティ・ストーンは、青白いテッセラクト(立方体)に収められたスペース・ストーンです。
空間(スペース)を司り、宇宙のあらゆる場所へ移動することが可能です。
映画『アベンジャーズ』ではS.H.I.E.L.D.からスペース・ストーンを奪ったロキが使っていましたね。
地球と異次元をつなぐワームホールを開き、チタウリの軍を攻め入れて地球を混乱へ陥れるという重要なアイテムでした。
では『アイアンマン2』ではどこに描かれていたのでしょうか。
『アイアンマン2』のインフィニティ・ストーンは「匂わせ」?!
実は『アイアンマン2』の中に、インフィニティ・ストーンそのものは登場しません!しかしその存在を匂わせる描写があったのです。
主人公トニー・スタークの父が遺したメモ。その中に四次元キューブ、つまりテッセラクトの投影図が書かれていました。
気づきましたか?
計画的なアドリブは3人の仕業
シリーズ物の映画でよくあるのが、俳優(声優)の変更です。
『アイアンマン』ではトニーの親友であるローズ中佐(ローディ)をテレンス・ハワードが演じていました。
しかし本作ではドン・チードルに変更されました。
通常、俳優交代はできれば目立たせず、気づいたら交代していたという形にしておきたいのが制作側の心情でしょう。
しかし『アイアンマン2』では、俳優の交代をもネタにして観客を楽しませているのです。
ローディの登場シーンに注目
この映画でローディが初めて登場するシーンをよく思い出してみてください。
「まさか君が来るとは」
「呼ばれたんだ、何も言うな」
引用:アイアンマン2/配給:パラマウントジャパン
来るとは予想していなかったローディが軍事委員会に現れたことを受けての二人の掛け合いです。