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【メン・イン・ブラック】猫の首飾り「オリオンのベルト」が示す意味を徹底解説!Kはどうやってバグの体内から脱出したのか

SF
出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00FMOX04M/cinema-notes-22
MIBは最新作「メン・イン・ブラック:インターナショナル」が公開されるなど長い人気を誇る映画です。
トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのオリジナル版「メン・イン・ブラック」はアカデミー賞で最優秀メイクアップ賞を受賞。
更にゴールデングローブ賞で最優秀作品賞をとるなど高く評価されています。
そんなMIBのキーワードになる「オリオンのベルト」が示す意味を徹底考察していきます。
見逃せないラストシーンが意図するものは一体何なのでしょう。

MIBの原作はコミックだった

Man

SFとコメディ要素の強い大ヒット映画「MIB」の原作は、アメコミでした。

そしてMIBという組織については都市伝説も囁かれています。

ローウェル・カニンガムのコミックが原作

MIBの原作はローウェル・カニンガムが書いた「MEN in BLACK(1990年)」です。

独特のSF感覚を持っていると当時話題となっていたコミックに、スティーブン・スピルバーグが目をつけ映画化へと話が進みました。

監督として選ばれたのはバリー・ソネンフェルドです。

彼は映画の舞台をカンザスの田舎街からニューヨークの大都会へ移動して大ヒットを飛ばしたのです。

都市伝説「MIBは実在する組織」

都市伝説によると、劇中に登場するMIBという組織は1950年代から60年代にかけて多くの目撃情報が上がっています。

そして彼らは映画のように黒ずくめの姿で、黒塗りの高級車に乗って現れるそうです。

宇宙人の目撃者に対して口止め行為をし、警告を無視すると事故に合わせたり家を見張るような荒っぽい行動をすると報告されています。

これらの都市伝説はアメリカを中心にカナダやイギリスなどで語られています。

嘘か誠か少々気になる都市伝説ですね。

オリオンのベルトが示す意味

Theオリオン星雲写真ポスターアートスペース火星16.5

劇中でカギとなる「オリオンのベルトにある銀河」ですが、 アルキリアン星人が残したこの言葉の真意は何なのでしょう。

劇中では猫オリオンの首輪

映画は「銀河」争奪戦がメインストーリーとなっています。

KとJはアルキリアン星人がいい残したオリオンが猫を意味するものであること、そしてベルトは首輪であることを突き止めます。

このことで「銀河」が何かを突き止めています。しかし、なぜ猫はオリオンという名がついていたのでしょう。

そしてなぜアルキリアン星人は首輪と断言せずにベルトといったのでしょう。

星の生まれる場所を示唆?

KやJも当初は宇宙にあるオリオン座を思っていますが、ここにちょっとしたトリックが隠されています。

「銀河」を手にしたものは全宇宙を手にすることが可能といっています

しかし、実はオリオン座のベルトと呼ばれている天体は恒星を作る材料(ガス)が漂っている部分です。

星を作る材料が豊富に揃っている場所であり、いわばオリオン座のベルト部分(三ツ星)は星が生まれる場所なのです。

またオリオン座は明るい星が多く他の星を見つける手がかりともなる星座です。

地球を含む天の川銀河において、オリオンのベルトはとても重要な場所を指しているのです。

オリオン座は地球と同じ天の川銀河

劇中でキーワードになるオリオンは、直接的な猫の名前と隠された意味をもつオリオン座の名前と2つの顔を併せ持っています。

そのひとつであるオリオン座は地球と同じ天の川銀河という銀河系に属しています。

だからどうした?という声が聞こえそうですが、実はこのことが映画のラストシーンへつながる伏線になっているのです。

その話は後程詳しく触れていきます。

銀河とは一体何?

Men In Black - Pointing His Cricket Framed Mini Poster - 14.7x10.2cm

「銀河」と呼ばれる小さなガラス玉を死守するMIBですが、そもそもこの「銀河」とはそれほどの価値のあるものなのでしょうか。

全宇宙を支配できる力を持つ

劇中に登場している「銀河」はガラス玉のような造りで内部にガスが浮かんで見えます。

「銀河」の中身は貴重な原子エネルギー源であり、アルキリアン星人の王族がこの原始エネルギー源を守っていたという設定です。

ここでただのエネルギー源だとミスリードされそうになりますが、この銀河は私達が知っている天体の銀河であると捉えることが出来ます。

私達は宇宙に関して知らないことが多く、把握していないほど小さな銀河が存在している可能性も否定できません。

原子エネルギーとは

呼び名を変えれば原子力、原子核エネルギーのことです。

核分裂によって得られるエネルギーを指し、少しの量で膨大なエネルギーを生み出すことが出来ます。

よく知られているように、この核分裂のエネルギーを一気に放出すると原子爆弾が誕生します。

バグの手に「銀河」が渡ってしまったら、想像を超える原子爆弾が生まれてしまったのかもしれません。

MIBの世界観が面白い

メンズinブラックAwesomeヴィンテージレトロPop Art Painting 1997クラシックムービーMIBエージェント16 x 12ポスター印刷

MIBは目を奪われるSFアクションに注目されがちですが、実は面白い世界観や宇宙観を楽しめる映画でもあります。

私達が知っているのは宇宙の一部

上記で記したようにキーワードとなるオリオン座は地球と同じ天の川銀河の中にあります。

そして映画では、地球を含む天の川銀河の危機を命がけで救っています。

しかし地球人は宇宙のことをほとんど解明していません。探査機は太陽系すら出ていないのです。

ラストは大きな生物がビー玉に入った銀河を転がしていますが、私達が想像できない大きな存在があっても不思議ではありません。

知識が追い付いていないだけで、実は宇宙の中で私達がとてつもなく小さな存在なのかもしれません。

そう考えると、オリオンのベルトにつけられていた銀河の中にも生物がいたと考えられます。

ブラックユーモアが効いている作品

MIB 97

劇中では派手なアクションと命がけのバトルで、「銀河」を必死に守っています。

しかし、そんな壮大なストーリーをラストシーンで一気に覆しているのがこの映画の面白い所です。

私達にとって壮大な物語でも、宇宙単位ではミクロの世界の小さな出来事であると痛烈なブラックジョークを叩きつけています。

通常の想像力を超えたところにこの映画の醍醐味が隠されているのです。

Kの脱出方法

Men In Black - Weaponry Framed Mini Poster - 14.7x10.2cm

ラストシーンの見どころともいえるKの脱出方法ですが、 Kはどうやってバグの体内から脱出したのでしょう。

バグの体内へ自ら入った

バグは死体を食べる腐食のエイリアンで、虫族に属し他星を絶滅させてしまう厄介者です。

自らの武器をバグに飲み込まれたKはわざとその体内に入っていきます。

何とも気持ちの悪いシーンですが、バグの体内はどうなっているのだろうと想像してしまう場面でもあります。

出てきたKが無傷の所を見ると、少なくとも丸のみ状態で胃の中に入っていることになりますね。

バグを内側から打ち破ったのは「ディ・アトマイザー砲」

Men In Black - Will With Gun Framed Mini Poster - 14.7x10.2cm

Kが使用したのは原子銃ディ・アトマイザー砲になります。

ディ・アトマイザー砲は両手で支えて使用する強力な銃で、先端部分が回転する印象的な武器です。

宇宙船をも撃ち落とすディ・アトマイザー砲を体内から打たれたらひとたまりもありません。

その他MIBではKの愛用していたハンドガンタイプのJX22や、Jが支給された小さなノイジー・クリケットなどが登場しています。

ラスト撮り直しに莫大な予算を追加

Kがバグのお腹を突き破って出てくるシーンが印象的なラストですが、実はこのラストシーンはとり直しが行われていたようです。

何とスタッフやキャストを再集結させ、かかった経費は450万ドルをこえたのだとか。

こだわり抜いて臨場感を出した結果、映画史に残る傑作が出来上がったわけです。

「MIB」は壮大な宇宙観を感じる傑作映画

Mib [12 inch Analog]

「MIB」は、Jの個人情報が消されるシーンにウィル・スミスの高校時代の写真が使われているなど遊び心も満載の名作です。

コメディ要素が詰まった痛快なSFアクション映画です。

しかし、奥に隠された宇宙観を考えながら観るとまた一味違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか。