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【チャンプ】不器用な父を試合へ駆り立てた要因を徹底解説!なぜ息子は裕福な母ではなくリングの外で人を殴った父を選んだのか

出典元;https://www.amazon.co.jp/dp/B00GBEC82W/cinema-notes-22

不器用な父と素直な子、そして途中から現れる裕福な母の絶妙な親子関係を描いた「チャンプ(The Champ)」。

この作品は、制作当時もリメイク版の放映当時もかなりの話題となりました。

息子TJの放つ「チャンプ!」という台詞は、日本語版が出ていないにも関わらず、感動の名作の1つとして今もなお人々の記憶に残っています。

そんな名作「チャンプ(1979)」について、父と息子の視点から徹底解説していきます。

映画評価は?

チャンプ(1931)(字幕版)

1931年に公開された同名映画を監督のフランコ・ゼフィレッリ氏がリメイクした「The Champ(1979)」は、父子の絆を描いた作品です。

息子のTJ役のリッキー・シュローダー氏は、1979年のゴールデングローブ賞新人男優賞を受賞

音楽を手がけたデイヴ・グルーシン氏はアカデミー作曲賞にノミネート

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/チャンプ(1979年の映画)

この作品は、国際的評価も高いです。

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「チャンプ」というタイトルという由来となっている父ビリー

彼はボクシングの世界チャンピオンだった過去をもちながらも今は賭けと酒に浸りきっています

その依存生活に秘められたビリーの想いに迫ります。

TJという呼び名は

母親アニーと再会したときにTJは「ティモシー」という名前があることが明かされますが、最後までビリーは「TJ」と呼び続けます。

一緒に名前を考えたのであろうアニーへの愛ゆえに、彼女を失ってからはTJをティモシーとは呼べなかったのでしょう。

アニーへの想い

冒頭では、アニーへ乱暴な態度を取り、憎しみしか抱いていないようにみえるビリー。

しかし中盤で彼の口から出てくるのは、アニーへの称賛の言葉。

「帰ってきてくれ、そしたらやり直せる」

引用:チャンプ/配給:CIC

最後にはという未だに愛していることを伝える言葉も放ちます。

アニーはもう別の男性と結婚しているので、その願いは実現できません。

ただ最後の試合へアニーが観戦しに来てくれたことは、彼の一途な想いが伝わった結果でもあるでしょう。

ビリーはなぜリングを下りた?

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ビリーがボクシングをやめた理由は「世界チャンピオンというタイトル保持者にも関わらず一度の敗戦で引退を決めた」と作品内では説明されています。

しかし本当にそれだけでしょうか。

何度も口をつく「わかるもんか」

ビリーの口からは何度も「わかるもんか」という言葉が出てきます。

一番頻度の高いものは、リング上で打たれていない、経験していない人間に対する「わかるもんか」です。

これは冒頭と最終シーンの血まみれになるボクサーの姿から、ボクシングという競技に伴う痛みを感じさせる言葉となっています。

敗戦で味わった耐えかねるほどの苦痛は、ビリーに引退を決意させたひとつの要因でしょう。

アニーの言葉から

終盤でアニーはこういいます。

「わたしが現れたから再びリングに立とうと思ったのかもしれない」

引用:チャンプ/配給:CIC

この言葉から推測できるのは、ビリーがボクシングをやめたのはアニーが出ていったことと関係しているということです。

ボクシングは激しい競技です。

だからこそ、愛する人が傷つく姿を見ることがアニーには耐えられなかった可能性があります。

もちろん映画内で示唆されるように、アニーが本当にデザインの追求のために出ていった可能性もあります。

そこは作品内では断言されていません。

しかしビリーに一貫する男の意地や強さという面でいうと、敗戦でアニーが失望して出ていったと勘違いして引退したと考えられます。

「もう強い姿を見せる相手がいない」と思い引退した可能性が高いのです。

そして少なくともアニーはそう考えました。