そこには中村義洋監督の意外な答えがありました。
リアルな世界観を出す為
信長といえば、下々のものは会うことが出来ない強大な存在です。
監督曰く、魔王のように上にいる存在ならばいっそ登場させずに、話の中だけに存在をだせばリアル感が出る。
確かに本作品のような場所が実際にあったら、信長は話の中にしか登場しないはずです。
雲の上の人であり恐ろしい存在となるでしょう。
適切な役者がいなかった
監督は更に、忍びの国のキャスト達を怯えさせるような適切な俳優が思いつかなかったとも語っています。
伊賀忍者たちにとって、信長とはそれほど強大で恐怖を与える存在ということなのでしょう。
伊賀に「丸山城」を築城した理由
本編のメインキーワードともなる丸山城の築城ですが、 伊賀の者たちはなぜあっさり敵の築城を手助けしたのでしょう。
その真意を知るには裏の裏を読みまくる伊賀の策略「無門の一関」を理解しなくてはなりません。
「無門の一関」を理解する
無門の一関(むもんのいっかん)とは、戸ではない所が出入り口になるという意味の忍者用語です。
このことから、伊賀では相手の心を読みさらには操ってしまうという術のことをさしています。
忍法というには大げさかもしれませんが、話や行動の中で相手の真意を読み取り、相手の不満に付け込み密かに誘導する方法です。
武士が正々堂々と戦うのであれば、忍者は策を練り手段を選ばず戦います。
原作小説には下記のように説明されています。
伊賀者たちは、ひとならば付け込まれまいとするこの「心」のことを「無門の一関」すなわち門が無い関所と名付け、これを破ることに無上の価値を置いた。
引用:忍びの国/作者:和田竜
劇中で丸山城を築城する際に「無門の一関」で利用されたのは下山次郎兵衛と、敵方の日置大膳でした。
織田軍の財政に痛手を負わせる為
伊賀からの視点で見ると、無門の一関により下山次郎兵衛の裏切りを読み取り、織田信雄による伊賀国内への築城を取り付けたことになります。
そして領土安堵の保証と大量の金貨を得ることに成功しました。
更に出来上がったばかりの城を焼き払うことで、織田軍の財政に打撃を与えます。
下人たちへの依頼を増やす為
敵である織田軍への財政損失は大きいものですが、伊賀の真の目的は先にありました。
城を焼き払うことで織田軍との戦に発展し、それを打ち負かすことで全国に伊賀の名が知れ渡り下人への依頼が殺到することです。
劇中では、織田軍に勝利した伊賀忍者は仕事の依頼が増え仕事への対価も上がっています。
結果、十二家評定衆たちの懐は見る間に潤いを増していきました。
お国の名前の由来は「一国」
劇中で石原さとみが演じている「お国」というキャラクターには実在したモデルがいます。
松平忠直の愛人「一国」
本作品と時代は異なりますが、江戸時代の暴君松平忠直の愛人に「一国」と呼ばれる美女がいました。
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