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【スティング】暴力に頼らない結末から読み取れるメッセージを考察!嘘をついていなかったのは誰?血が流れない復讐劇は悪なのか?

情報戦に負けたことになります。

暴力のメタファーでもあるロネガンが、あっという間に騙されていく姿は観るものの心を晴らしてくれるようです。

嘘をついていない=愚鈍な姿

本作品について嘘をついていないというのは、すなわち嘘をつけなかったことを意味しています。

騙し出し抜くことが出来ない愚鈍な姿ともいえるのではないでしょうか。

スタイリッシュな詐欺師たちの言動を際立出せてくれる存在です。

FBIに追われていたのは本当

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大どんでん返しを迎える本作で、ゴンドーフがFBIに追われているというのは真実でしょうか。

FBIに追われていたのは真実

ゴンドーフは登場の際に、株取引の詐欺の失敗でFBIに追われていると理由を述べています。

ここでフッカーを騙す理由はないので、FBIに追われているのは事実でしょう。

機転の利いた騙し

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スナイダーに目をつけられているフッカーの問題を排除するために、自身の境遇を詐欺に使用する様は、観客を巻き込んでの「騙し」になっていました。

それはそれで手を打たなきゃいけないな

引用:スティング/配給会社:ユニバーサル・ピクチャーズ

上記のゴンドーフのセリフが結末の伏線にかかっていたのです。

このセリフが全ての伏線になると気がついた人は、なかなかいないのではないでしょうか。

ここでの手を打つ=偽のFBIの誕生となる訳です。

追及されたダンディズム

本作に登場するフッカーとゴンドーフの言動は洒落たダンディズムに溢れています。

ビンテージ級の輝きと称されるその姿は、現在でもファンの心をつかんで離しません。

ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンという二大俳優が演じる詐欺師は、洗練されたダンディズムを感じさるのではないでしょうか。

詐欺という犯罪者でありながら、固い結束を見せる彼らには不思議な魅力を感じます。

また彼らが暴力に頼らず、復讐をやり遂げた姿も多くの共感を生みました。

ゴンドーフは徹底した事前準備とリサーチ力をもち、臨機応変な対応力や統率するリーダーシップを持ち合わせています。

詐欺師になっていなくても充分に成功したのではないかと感じさせるのです。

彼がなぜ詐欺師になったのか、作品の裏側まで興味をそそられる人もいるのではないでしょうか。

騙されているのは観客だった

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『スティング』は時代背景を強烈に反映した映画です。

近年の映画に観る暗さや残虐さを消去した、明るい復讐劇と気持ちよく裏切ってくれる大どんでん返しが魅力といえるでしょう。

劇中に引き込まれていくほどに騙され、騙しの裏側を知ったらもう一度観たくなる何度でも楽しめる作品ではないでしょうか。