ブラキオサウルスの切ないシーンは、人間が犯した過ちを象徴しているのです。
2019.05.20
【ジュラシック・ワールド 炎の王国】崩れ落ちるのは恐竜世界だけではない?原題に込められた意味を考察!3倍面白くなるトリビアも
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ジュラシックシリーズのファンにはお馴染みのマルコム博士が、本作品にも登場しています。
マルコム博士は人間のエゴによって恐竜を生み出すことに反対している人物で、恐竜という存在に敬意を持っている一面もうかがえます。
更に「彼らは我々の後に成り代わる」と発言しており、先を見通すことのできる賢明な存在です。
マルコム博士の本が出演している
God Creates DINOSAURSはマルコム博士が執筆した本ですが、下記劇中にさらっと登場しています。
- ロウリー・クルーザー(オペレーター)のデスクの上
- ザラ(クレアの助手)がモノレールで読んでいる本
1作目からのシリーズの関連性を垣間見ることが出来るシーンとなっています。
アラン・グラント博士の言葉が実際に起きた
シリーズ第3作目まで登場したアラン・グラント博士は以前「恐竜と人間が同じ場所に放り込まれたら、一体何が起こるか予測不可能」と語っていました。
本作品は彼の予想した通り、予測可能な世界を生み出してしまいました。
そしてアラン・グラント博士役のサム・ニールによれば、現在アラン・グラント博士は古生物学を引退し田舎で暮らしているかもうすでに死んでいるかも知れないとのことです。
ジュラシックファンとしては、再びアラン・グラント博士の登場を期待せずにはいられません。
1作目「ジュラシック・パーク」のTシャツを着ている?
ジュラシックシリーズからのつながりを見逃すな
ジュラシック・ワールド炎の王国の中にはシリーズならではの見どころも詰まっています。
知らないと見逃してしまう前作品との繋がりを見ていきましょう。
ジュラシックパークのフォード・エクスプローラー
劇中でオーウェンが久々にブルーと会うシーンがあります。
この時見覚えのある車が横転していますが、これは1作目に登場したフォード・エクスプローラーです。
車体に「OBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN APPEAR」の文字があり1作目でティラノサウルスに襲われたものだと確認出来ます。
ちなみにOBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN APPEARは、鏡にうつるものは思っているより近いという意味です。
ですがこの言葉の通り鏡に映ったティラノサウルスと近すぎる距離感となってしまったわけです。
ジュラシックパークのティラノサウルスが健在
ジュラシックシリーズに欠かせない暴君トカゲことティラノサウルスですが、本作品にも登場しています。
そして、このティラノサウルスを観察すると以前戦ったヴェロキラプトルとの傷跡(首周辺)などが確認出来ます。
さらに劇中には登場人物たちがティラノサウルスについて議論するシーンがあり、このティラノサウルスの年齢は29歳位とのこと、1作目から継続して登場している同一の個体なのです。