18世紀フランスという時代設定を特定し、よりリアルに作品が作り込まれています。
当然ベルもファンタジーの枠を超え、実在する人物のように生き生きと描かれており、アニメからの実写化という不自然さは微塵も感じさせません。
家族思いの強い娘
劇中の父親は村の皆に見下される存在ですが、そんな父親を大切にし愛しています。
風変りといわれても気にせずに家族を大切にしてする、この強さこそディズニー版ベルの魅力なのです。
そして、村でハンサムだと騒がれるガストンにも無関心です。言い寄ってくるガストンをきっぱりと拒絶する姿はアッパレと感心してしまいます。
ベルは人の本質をしっかりと理解出来る女性なのです。
ディズニーのヒロインは勇敢
ディズニーのヒロインたちは皆勇敢な面を併せ持っていますが、ベルも肝の座った勇敢さをみせてくれます。
自ら野獣の城へ乗り込んだり、馬を守るために狼に立ち向かったりしています。自ら選んだ道を悲観して泣くこともありません。
野獣がガストンを殺さなかったのはベルの為
アニメ版では少々滑稽さをのぞかせていたガストンですが、実写版では凶悪さを感じるガストンが登場します。
これはリアリティを追求した結果出来上がったガストンなのでしょう。
自分につりあう女性としてベルを選んだガストン、傲慢で狂人の雰囲気もかもし出しています。
彼の存在が作品にリアリティをプラスしているのは間違いありません。
野獣の心を変えた
ベルと出会う前の野獣であれば、ガストンを迷いなく殺していたでしょう。しかし野獣は自分の怒りをコントロールしガストンを生かします。
野獣はガストンに生きるチャンスを与えたことになります。自分のようにガストンも変われると思ったのかもしれません。
それに何より、愛するベルがガストンを殺すことを望んでいなかったのが大きな理由です。
傲慢だった野獣はベルとの出会いにより、人を思う優しさを手に入れました。
言うまでもなく、かたくなな野獣の心を柔らかくしたのはベルの素直な愛でした。
ベルの衣装の秘密は「こだわり」
ベルの着ている衣装はどれも素敵で、女性なら一度は着てみたいと思うかも知れません。劇中でベルが来ている衣装にはかなりのこだわりが詰まっています。