戻れないと知ってても
繋がっていたくて
出典元:366日/作詞:仲宗根泉 作曲:仲宗根泉
辛いことがあったけれども、それでも肯定できた恋。
二人の恋が始まったときのように戻れないことはわかっていても、繋がり続けたい。
色々な困難や悲劇に直面し、別れることがあっても、運命を信じ続けた芽衣と敦史。
そんな二人の心情が『366日』の歌詞にはしっかりと表現されているのがよくわかります。
10年以上経っても衰えない人気
『366日』はHYの5番目のアルバム『HeartY』に収録されている楽曲です。
失恋の辛さを見事に歌い上げたこの歌は、『赤い糸』の主な支持層である女子中高生を超えて幅広い世代の人気を得ました。
更に、今ではカラオケの定番歌としても根強い人気があります。
DAMの2018年年間ランキングで、10年以上経った今でも20位にランクインしています。
その他にも、上白石萌音やクリスハートなど数々の有名アーティストもカバーしている人気ぶりです。
原作を忠実に再現しつつ異なる点
原作と異なる点とは
本作のストーリー展開は、基本的に原作のストーリー展開を再現しています。
映画版やドラマ版でも薬物や高校生の妊娠など、従来の恋愛作品とは思えない要素を取り入れています。
一方で、原作では更に過激な描写が多いです。
そのため映画版やドラマ版では、放送できるように、過激な内容や描写は省かれることになりました。
過激な描写を失くすも物語の芯はブラさず
内容や描写の変更はありました。
けれども本作の魅力であり、物語の芯となる、困難を乗り越えて結ばれる二人、という点は変わりません。
映画版とドラマ版共に「純愛はキレイゴトじゃない。」と言葉に相応しい作品に仕上がったのです。
赤い糸には続きがあった!
『赤い糸』には『赤い糸 destiny』と『赤い糸 precious』というシリーズの2作目、3作目があります。
シリーズ2作目と3作目でも芽衣と敦史の間には、様々な困難やすれ違いが生じます。
しかし、それでも二人は運命を信じ続けました。
運命の赤い糸を信じ続けた芽衣と敦史。
当時映画を観た人も、改めて観直すことで、運命を信じ続けた二人がまた違ってみえることでしょう。
またHYの『366日』という歌も、本作を観た後に聴いてみると、歌詞がいつもと違って聴こえるかもしれません。