出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07XVRMHZ4/?tag=cinema-notes-22

1996年に公開されて以来、おもちゃは隠れて動いていると世界中に夢を振りまいてきた「トイ・ストーリー」シリーズ。

前回の「トイ・ストーリー3」で完結……と思いきや、満を持して「トイ・ストーリー4」が公開されました。

ここにきて、なぜ新キャラを登場させたのか。

大きな話題を呼んだラストシーンのウッディの決断、彼の行動は何を意味しているのでしょう。

大人こそ楽しめる哀愁溢れる「トイ・ストーリー4」の世界を徹底解明していきます。

ラストで語られるのは「役目を終えてから」の決断

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今回のウッディはおもちゃとして遊ばれることがなくなった人形です。

これまでの世界と大きく変わったボニーのおもちゃとしての生活は、彼に大きな決断を迫ります。

セカンドチャンス・アンティーク

劇中に登場している「セカンドチャンス・アンティーク」は、この映画の趣旨を打ち出しているネーミングです。

一度おもちゃとしての役目を終えた彼らが、二度目の人生を迎える場所として描かれています。

また遊んでもらえるかという期待と不安が、店の中に詰め込まれているようです。

ギャビーとの出会いを通しウッディは変わった

ギャビーは子供に遊んでもらいたいと一心に願うおもちゃです。ギャビーとの出会いの中でウッディには大きな変化が見られます。

なんとウッディは大切な音声装置を自らの手でギャビーに渡すのです。

おもちゃの価値は子供に遊んでもらうことという信念を持っていたウッディ。

しかし自由に生きてもいいんだということを少しづつ感じ始めていました。だからこそ自ら音声装置をギャビーに渡したのです。

自分は子供に沢山遊んでもらえた、ギャビーにも幸せな経験をしてもらいたい、という思いがあったのかもしれません。

同時に自分はおもちゃとして一人の子供の成長を見届けたから、これからは好きなように生きてもいい、という思いが芽生えていたのでしょう。

ギャビーの姿を見て、これまで自分がおもちゃとして絶頂の時を過ごしていたと悟ったのです。

ウッディの大いなる決断

多くのファンが度肝を抜かれたウッディの決断はおもちゃとしての役割を放棄するものでした。

ラストシーンにはウッディが型にはまった生き方を捨て、第二の人生へと踏み出す姿が描かれています。

これまでのストーリーで、自分がおもちゃであることをひたむきに主張してきたウッディなだけに、この決断は驚愕的でした。

バズとウッディの友情

トイ・ストーリー4 英語と日本語! おしゃべりフレンズ バズ・ライトイヤー
バズとウッディのラストシーンに男の友情を感じた人も多いのではないでしょうか。

これまでのウッディなら、迷わず皆とボニーの部屋に戻っていたでしょう。

それだけに下記のセリフを聞いたときには、複雑な思いが胸をよぎります。

ウッディ「彼女は大丈夫かな」

バズ「彼女は……ボニーは大丈夫だ」

引用元:トイ・ストーリー4/配給会社:ピクサー・アニメーション・スタジオ

ウッディが言った「彼女」はボー・ピープを指すのか、ボーを指すのか一瞬観客は息を飲みます。

しかしバスは、ウッディが何もいわずとも彼が皆の元を去ることを理解していたのです。

だからこそ彼女=ボーだということを知っていました。二人のやりとりには男の哀愁すら感じます。

ウッディは二度目の人生を歩み始める

ラストシーンで自由に生きることを決断したウッディ。

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