しかし特に東南アジアは極力なX線を使用しているので、映画のようなことを現実に再現することは不可能といえます。
新キャラのアーサー・ヒライが登場
作品の見どころのひとつとして、新キャラ「アーサー・ヒライ」が誕生しています。
蘭がコナンに名前を聞くシーンは、作品の最初を思わせるシーンです。
そしてここでコナンが答えた名前は「アーサー・ヒライ」でした。
実はこの名前も江戸川コナンと同様にアーサーコナン・ドイルと江戸川乱歩(本名:平井太郎)から、名付けてあります。
とっさに思いつくコナン(新一)は本当にIQが高いですね。
ちなみに新一のIQは発表されていませんが、ライバルである怪盗キッドのIQは400という設定です。
リシが怪盗キッドを呼び寄せたわけ
怪盗キッドがシンガポールに向かったのは、紺青の拳を盗む為と自分が身に覚えのない殺人の容疑を着せられているからです。
そしてキッドに容疑を着せたのは黒幕リシです。彼はなぜ怪盗キッドを呼んだのか……。
その理由はレオンへの復讐劇を混乱させる為です。
怪盗キッドを呼び寄せることで、犯罪を絡み合わせ事態を複雑にしようともくろみました。
レオンの作戦を足止め出来ると考えたのかもしれません。
更にリシは、園子の誘拐を餌にユージーンたちを味方につけました。
ですが、園子がシンガポールに来るのを知ったのは、おそらく直前ではないでしょうか。
一瞬の判断で計画を練り直すリシもなかなかの頭脳の持ち主です。
劇中に登場する伏線
絡み合っている犯罪ですが、劇中には先を匂わす伏線も張られています。
マーライオンの赤い血
シンガポールのシンボルであるマーライオンが、赤い血を吐くシーンがあります。
こちらは怪しさ満載の伏線ですが、一体何を意味するのか見るものをドキドキさせてくれます。
こちらはレオンからユージーンへの計画スタートの合図となっていました。
アーサー(コナン)がリシの家へ
劇中でコナン扮するアーサーがリシの家に赴きます。
ここでのコナンとリシとの会話は、終盤でリシが黒幕であることの伏線となっていきます。
リシの身の上話がそのまま犯罪につながっているので、勘のいい人はこの伏線で、真犯人が分ってしまったかもしれません。
スチールワイヤー入りのミサンガ
レオンが京極につけたミサンガも伏線になっています。こちらは少々強引ではないかとの意見もありますが……。
純粋な京極はこのミサンガで、強さを封じられてしまったのですね。
普通の人なら、ミサンガにここまで振り回されたりしないのでしょうが、京極の素直さを読心したレオンの作戦勝ちです。
コナンが仕掛けた罠
リシが黒幕であると勘づいたコナンが仕掛けた下記の罠も後の伏線と呼べるでしょう。
計画通りにタンカーが街に突っ込んできたら、レオンさんはどこにいると思う?
引用元:名探偵コナン 紺青の拳/配給会社:東宝
コナンの問いに、リシは真実とは逆(レオンが遠くにいった)のことを答えています。