出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B072Q14971/?tag=cinema-notes-22

2003年公開の『ドラゴンヘッド』は今後日本で起こりうるかもしれない世界を描き、日本を震撼させた映画です。

望月峯太郎の漫画を原作とし、多くのファンをくぎ付けにしました。

世界の終わりに観るテルとノブオの行動、事故の瞬間の仕草が運命を分けた?

彼らの言動を徹底考察しながら名作『ドラゴンヘッド』を紐解いていきます。

世界の終わりに観るテルの行動

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主人公のテルは、観る者を共感させる登場人物です。

世界の終わりに彼がとった行動はどんなものだったのでしょう。

テルはノブオになりかけていた

地下でノブオの首を絞めた時、テルは半狂乱に観えました。

この時ノブオが死んでしまったら、きっとテルはノブオのように精神崩壊を招いていたかもしれません。

極限な世界にあっても、人は道徳心を忘れてはいけないのでしょう。

必死に生きようとする

テルは事故直後も、何が起きたのか必死に探っています。

その行動は生き残るための本能ともいえる行動ではないでしょうか。

途中テルが幸せなシーンを回想していますが、このシーンは彼が愛されて育ったことを意味しています。

自分が愛されていると感じて育ったものは、自分に自信が持てるともいわれているのです。

自分を信じることが、テルに前向きな生き方を選択させているように感じます。

アコの行動がテルを引き立たせている

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序盤のアコは人にどうにかしてもらいたいという気持ちでいっぱいです。

普通の女子高生なら、そういう思考になるのが当然でしょう。

一方テルは、現状を受け入れつつ自ら進もうとしています。

主体性があり、適応性がある青年です。

二人がともに行動することで、テルの性格が際立って観えるのは監督の意図する所だったのではないでしょうか。

世界の終わりに観るノブオの行動

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ノブオは序盤に姿を消しますが、かなり強いインパクトを観る者に与えます。

彼の存在はこの映画のひとつのメッセージとなっているのです。

虐められていた者の復讐心と反逆心

現実社会でも、虐められていた者の中にははずっと復讐心を持つ人もいるといわれています。

ノブオは事故直後に、その復讐心が爆発しています。

先生を殺害したことがきっかけになり、彼は完全に壊れてしまったのでしょう。

自分を神格化させるなど、精神が崩壊してしまったのです。

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