この答えはコナンたちを遠ざける為の嘘であり、リシの付いた嘘によってコナンはリシが犯人だと確定できたのです。
怪盗キッドが驚いた理由
怪盗キッドは劇中で新一と蘭が付き合っていることを知って驚いていました。
実は前作の「紅の修学旅行」で二人は付き合っていることを確認しあい恋人になったばかりなのです。
情報通でもある彼ですが、二人の関係についてはノーマークだったのでしょう。
怪盗キッドはなぜ紺青の拳を盗まなかったのか
映画のラストシーン、なぜ怪盗キッドは苦労して手に入れた紺青の拳を盗まなかったのでしょう。
それを知るには、映画で語られていない怪盗キッドの人生を知る必要があります。
怪盗キッドとは
普段はマジックが得意なただの高校生として生活している。
快斗はキッドとしては二代目であり、初代は彼の父親にして世界的天才マジシャンの黒羽盗一。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/黒羽快斗
そして父親であり初代の黒羽盗一と工藤優作(新一の父親)もライバルでした。
コナンと怪盗キッドは運命的なライバルなのです。
怪盗キッドは「パンドラ」を探している
怪盗キッドが紺青の拳を盗まなかったのはパンドラでなかったからです。
父親がビッグジュエリーのパンドラを手にしたことで、何者かに殺されました。
その為、怪盗キッドはパンドラを手掛かりに父親を殺した犯人に近づこうとしているのです。
そして忌まわしき宝石パンドラを見つけ出し破壊することを目的としています。
今回手にした紺青の拳は、彼が探していた宝石ではありませんでした。
どんなに高価な宝石でも、怪盗キッドにとっては価値のないものなのです。
女性監督ならではの視線が高評価
これまでの劇場版コナンシリーズにおいて、最年少であり初の女性監督作品となった「 紺青の拳」。
女性ならではの作品に仕上がっています。
女性ファンの心をわしづかみ
今回監督を務めたのは永岡智佳監督です。女性ならではの視点で描くストーリーに女性ファンは心をぐっと掴まれました。
特に京極が普段から付けている絆創膏の謎が解明される下りは、京極ファンならずともキュンとしたのではないでしょうか。
そして、いつもサバサバした性格の園子が前髪を下ろしているシーンには、内に秘めた女性らしさを演出する監督の感性が光ります。
京極と園子の不器用な恋愛が、女性ならではの視点で描かれていました。
登坂広臣の主題歌が最高
コナンは主題歌が魅力的なアニメとしても有名ですが、今回主題歌を歌っているのは三代目J Soul Brothersの登坂広臣です。
「BLUE SAPPHIRE」はまさに本作品にピッタリの曲で、ハスキーな歌声がシンガポールの夜景を思わせます。
映画を観て曲のファンになったという声も多く寄せられているようです。もう一度聞きたい方はこちらをどうぞ。
シンガポールが舞台の壮大なスケールが魅力
「名探偵コナン 紺青の拳」は新一と蘭、そして京極と園子のラブロマンス溢れる作品でした。
同時にアクションシーンも多く、コナンファンを満足させる作品だったのではないでしょうか。