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【マディソン郡の橋(ネタバレ)】フランチェスカの変化を徹底追跡!家族の食卓に足りないものとは?新鮮さはいつまで続くのか

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00JOZQZWO/cinema-notes-22

1995年に公開された映画「マディソン郡の橋」は誰でも1度は耳にしたことがあるくらい有名な恋愛映画です。

不倫をテーマにしたこの作品の中で、フランチェスカは許されない恋によってどのように変化していったのでしょうか。

そしてロバートとの交流を通して、フランチェスカが見つけた家族の食卓に足りない「あるモノ」とは?

たった4日間の激しい恋。別れとともにその新鮮さは色あせてしまったのかについても解説していきます。

一緒にクリント・イーストウッド監督の意図を読み解いていきましょう。

フランチェスカの変化

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恋をすると女性は変わります。それはフランチェスカも同様でした。

女としての顔

ロバートと出会った翌日、フランチェスカはアクセサリーで着飾りドレスアップ。

結婚してからずっとこの様なオシャレとは無縁だったのでしょう。

妻として母として生きてきた彼女に女性としての輝きが取り戻されたことが見て取れます。

愛に生きた日々

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食堂で不倫女性がひどい目にあっていたことを伝え、フランチェスカを心配するロバート。

しかしフランチェスカはそんな危険さえも厭わず、愛に生きる女性へと変わっていました。

家族の世話に追われて自分の人生を生きている実感がなかった彼女に、こんなにも激しい愛が眠っていたなんて驚きです。

そして一線を超えたフランチェスカは、夫にも見せていない真実の自分を発見することになるのです。

家族の食卓に足りないもの

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元教師で教養があるフランチェスカとアイオワ州の片田舎に住む人々には教養の差があり、それは彼女の家族も例外ではありません。

食事のお祈りもまともにせず、出された料理を黙々と食べる家族に半ば嫌気がさしていたフランチェスカ。

大きな不満は無いけれど、このような小さな不満が彼女の中でどんどん膨らんでいました。

ロバートとの新鮮なひと時

ロバートとの夕食では長いこと感じていなかった幸福感が彼女を包み込みました。

彼との会話は彼女に新鮮な気持ちを呼び覚ましてくれたのです。彼といる時間はあっという間に過ぎました。

本を読みふけり文学少女として楽しい時を過ごしてきた若かりし日を、彼との会話で思い出したのです。

こんなことは教養のない家族とはできません。

4日間という短い間に激しい恋に落ちたのは、遠い日に置いてきた輝いていた頃の自分を彼の中に見たからではないでしょうか。

閉ざされた社会

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この町で不倫をしたルーシーは、住民たちに無視されたり横柄な態度をとられたりしていました。

ここではルールから外れた者やよそ者は差別の対象となります。

フランチェスカの孤独

フランチェスカもイタリアから来たよそ者ですから、やはり住民たちから厳しい目が向けられていたのだろうと推測できます。

アメリカでは黒人差別が主に取り沙汰されますが、他の国から来た人も無言の圧力を感じていたことでしょう。

そんな時ロバートと運命的な出会いを果たしました。

彼もアイルランドの血が入っていますから、アイオワという土地で異国人として扱われます。

同じように否定的な目で見られる彼に対して一種の仲間意識が芽生えたことはいうまでもないでしょう。

別れを選択したフランチェスカ

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ロバートとの幸せな日々はたった4日間。一時的な愛なのか永遠の愛なのか、フランチェスカの心は揺れました。

一度は荷造りをした彼女が考えを変えたのには「愛」以外の要因もあったのではないでしょうか。

誘いを断ったもう1つの理由

もちろん家族を置いて出て行ってしまえば、閉鎖的な住民たちの陰湿な攻撃対象になるのは確かです。

不満はありつつもそれなりに愛していた家族を犠牲にすることに罪悪感を抱くのは普通の感覚でしょう。

しかしフランチェスカはこの土地の人間たちと自分は違うというプライドに似た何かを持っていたように見受けられます。

少し周りを見下している節があるのです。

自分はもっと可能性を持っているのに、環境が邪魔をしているとさえ思っているのではないでしょうか。

そんな彼女がロバートとの逃避行を選ぶということは、今までの自分を捨てることになります。

それは自分の過去を否定する意味も含んでいるのです。

現状よりロバートの方がいいとなれば、現状を作った自分の選択が間違っていたことを認めなければなりません。

彼女ももう若くありませんから、人生の大半を否定するには年を取り過ぎていたのではないでしょうか。

自分可愛さにロバートの誘いを断ったという側面も見逃してはいけない要素です。

一心同体の2人

ロバートはフランチェスカが捨ててきた可能性そのものでした。

彼と一緒にいる時、フランチェスカは失った片方の自分を取り戻した気分でいたのではないでしょうか。

彼らは2人で1つの人格。一心同体なのです。

ロバートと一緒に町を出るのを拒んだことは、彼女が自分の可能性をまた放棄したことを意味します。

これから先死ぬまで家族と平凡な暮らしを送ることを選んだのでした。

詩集

W・B・イェイツ全詩集

フランチェスカとロバートの共通項の1つに「イェイツの詩」があります。フランチェスカが大切にしている詩集がそれです。

イェイツはアイルランドの詩人で、ケルト民話を題材とした詩を書くことでも知られています。

彼らが愛した詩の内容とは

映画の中で引用されている詩について少し触れようと思います。

ある男が1匹の魚を釣りあげるとその魚が美しい女性に変身します。

男は女性に一目惚れするのですが、彼女は消えてしまうというもの。

詩なので抽象的で分かりにくいですが、ロバートとフランチェスカが別々の道を歩むことがこの詩から推測できるでしょう。

死後はロバートと共に

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母の遺言によって、土葬ではなく火葬を希望していることを知る子供達。彼らは明からさまに困惑しました。

父リチャードが買った墓地に母も入ると思っていたし、そもそもアメリカは土葬文化なのですから。

火葬への抵抗感

アメリカが土葬文化なのは、彼らの多くがキリスト教であることが根底にあります。

キリストが処刑後復活できたのは土葬だったため、体が存在していたからです。

ですから火葬してしまうとキリストのように復活できないという考えのもと、アメリカでは遺体を土葬するようになったのです。

この世では叶わぬ愛は彼らの死後成就するという切なさ。出会うために生まれてきたと同時に死ぬために出会ったのかもしれません。

不倫がテーマではない?

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確かに夫がいるのに他の男性と関係を持つのは不倫です。

しかしこの映画では不倫を美化して伝えるという意図は無いように見えます。

もし不倫がメインの話ならば、フランチェスカの子供達も遺言を最後まで生理的に受け入れられなかったはずです。

息子は最初憤慨していましたが、結局最後には自分もパートナーと向き合うことを決心しています。

母フランチェスカの秘密は罪として糾弾されるべきものだったかもしれません。

しかし実際には子供達の共感さえも得ることができたのです。

伝えたかったこと

人生は選択の連続です。そして人間は完璧ではありません。

その時は最善だと思った選択でも後から考えてみたら失敗だったなんてことはいくらでもあります。

今ある環境、例えば親兄弟や夫に対して自分はどのように接してきたのか。またこれからの人生どう生きていくのか

そんなことを考える機会を与えるのが、この映画の本当の目的だったのではないでしょうか。

観る世代によって違う捉え方ができる作品ですので、20代で観た時と40代あるいは60代で観た時の感想は変わってくるはずです。

人生の節目でまた「マディソン郡の橋」を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。