バチェラーに参加するにあたって、こうした願望が少なからずあったはずです。
だからこそ、迷った彼は今までとは違う選択をしたのではないでしょうか。
小口那奈子は心を開いていた?
男性を惑わす言動は巧みでしたが、彼女は本編の中でどれくらい本心を語っていたのでしょうか。
自分の生き方や考え方を語る場面はありました。ですが、他人との関係に対しては薄い壁を一枚隔てていた印象です。
掴めそうで掴めない感覚は、彼女が対人関係を避けていることが原因かもしれません。
「全て見せてはいけない」「私に注目させるように仕向けたい」といった感情が先走っていたのではないでしょうか。
不透明でミステリアスな要素は男性を強く惹きつけますが、結婚生活を思い描けない要因にもなったはずです。
駆け引きが生むストレス
駆け引きは相手の不安を煽って依存させる手法です。
追いかける側は知らず知らずにストレスを抱え込み、いつか疲れ果ててしまいます。
短期的な恋愛には向いていますが、長期的な恋愛には向いていないテクニックなのです。
恋と愛の違いとは?
最後のローズを渡す際、小柳津林太郎は「倉田茉美は愛」「小口那奈子は恋」と形容しました。
シーズン2で最も重要といえるこのテーマに迫りましょう。
小柳津林太郎の抱えていたジレンマ
彼は「愛と恋の違い」をバチェラーを通して思い出すことができたと語っています。
かつて結婚を意識した時の感情を思い出した、という意味ではないでしょうか?
タイミングの不一致を気にするあまり「直観」に頼りすぎた彼は、駆け引きの虜になってしまいました。
深く傷ついた自分を守るため「愛すること」を抑制していたとも考えられます。
でも、どれだけロマンチックな恋愛をしても、なぜか満たされない…。
そんなモヤモヤを抱えながら過ごしてきたのだと思います。
恋と愛の違い
相手との駆け引きによる衝動を楽しむのが恋。そして、相手を受け入れることで得られる絆を実感するのが愛。
「駆け引き」をしている者同士は、自分が傷つかないように深い関わりを回避しています。
「相手を受け入れる」ためには傷つくかもしれない恐怖を克服する必要があるのです。
バチェラーを通して彼は、過去の傷を癒すことができたのではないでしょうか。
最後に
決められた期間内に結婚相手を決めるバチェラーだからこそ、人となりが複雑に絡み合っていて考えさせられますね。
最後のローズを渡す時、名前を呼ぶギリギリまで迷ったようです。シーズン1でも最後には「直観」で決めたと語っていました。
でも、考察してみると決断には頷ける理由が隠れています。
ぜひ恋愛の参考にしてみてはいかがでしょうか?