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【劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉】過去作との違いを徹底解説!獠の年齢は?あえて古さを残した理由とは

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07W8LBDYS/cinema-notes-22

2019年、あのシティハンターが映画館で蘇りました。

予想を超えた人気で、舞台となった新宿にあるTOHOシネマズでは1億超えの復興収入があったのです。

あえて古さを残したことが、結果的に爆発的な人気を呼んだようです。しかし、なぜあえて古さを残したのでしょう。

更に、気になる冴羽獠の年齢過去作品との違いを徹底比較していきます。

アラフォー世代にはたまらない「劇場版シティハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」をじっくり紐解いていきましょう。

過去のシティハンターとの違い

<br /> 劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>(完全生産限定版) [Blu-ray]劇場版シティハンターは実に20年ぶりにファンの前に姿を現しました。

古さをあえて残した作風が人気を呼んでいますが、時代の流れには逆らえないシーンも……。

あの伝言板がない

シティハンターといえば新宿駅にあった伝言板が定番アイテムです。

当時、黒板に「XYZ」の文字を書いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

以前は黒板にチョークで描かれた「XYZ」の文字こそ、シティハンターとの連絡手段だったのです。

しかし、今回は香や獠が伝言板を見に行くというシーンはありませんでした。

残念ながら、掲示板はあまりにも連絡手段として現実社会とのギャップが大きかったということでしょうか。

しかし、ラストに冴子が設置した掲示板に書かれた文字「XYZ」を観た時、あまりの嬉しさに観客席から声が漏れていました。

スマートフォンが登場

伝言板が消えてしまった代わりに、劇中ではスマホアプリを使用していました。

時代の流れをしっかり取り入れた部分です。

古きを残しつつも、現代社会に溶けこむよう不自然ではない設定を取り入れています。

今作品で自然に使用されているスマホですが、TVで放送されていた時代(1987年~)はスマホアプリなど世にない時代でした。

武器が進化している

タナカ コルト パイソン .357マグナム 6インチ Rモデル スチール フィニッシュ モデルガン完成品

冴羽獠の愛用武器といえば「コルト・パイソン357マグナム」です。

コルト・パイソンは、1955年にコルト社が「.357マグナム弾を発射できる」高級リボルバーとして発表した。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/コルト・パイソン

今作品では、旧作よりアップデートされたコルト・パイソン357マグナムを使用しています。

この他にも、劇中に登場するライフルや発射装置など数々の武器が、アップデートされて登場しています。

また敵が使用していたドローンなども昔はなかったものです。

シリンダーを戻すアクションが消えた

よりリアルに銃の扱い方を描いたということでしょう。

以前の冴羽獠は、手首にスナップをかけて銃のシリンダーを戻していました。

いかにもプロっぽいと感じていたものです。

しかし今回の作品の中では、一度もシリンダーを戻していません。

あのワンアクションがカッコよかったのに、と嘆くファンも多いようです。

そこで、なぜあの人気のシーンが使われなかったのか調べてみました。

すると、劇中で銃器設定監修をしている金子氏のツイッター(上記)に詳細が書かれていました。

確かにプロのスナイパーがわざわざ精度を下げるアクションをするとは思えません。

更にコルト社によると1999年に「コルト・パイソン357マグナム」の生産は打ち切りになっています。

獠は替えの効かない銃を大切に扱うようになった、とも考えられますね。

話題のカメオ出演

「キャッツ❤アイ」Compact BD-BOX [Blu-ray]

予告編にもすでに登場していたキャッツ・アイですが、本編にもしっかりと登場していました。

意外なことに、キャッツ・アイとシティハンターは初共演です。

北条司ファンには、レアシーンとして絶賛されています。

そして、海坊主の店の名前は以前から「キャッツ・アイ」でした。

今回キャッツ・アイから借りていたもの、という店の裏事情がしっかり明かされています。

そうだったの!という驚きの声が数々寄せられているようです。

古さを残したシーン

Poster Propaganda - City Hunter Characters - Formato A3 (42x30 cm)劇場版シティハンターは現代風にアレンジされているものの、古さを感じるシーンも沢山散りばめられています。

むしろ、古さを前面に押しだしているような構成です。

原作漫画ではあった「もっこり」

原作を読んでいる方なら直ぐにお気づきかと思いますが、アニメ版には獠のもっこり画像がありません。

子供が観ることに配慮して作られているようです。とはいうものの、近年のアニメでは避けられている下ネタが満載です。

「もっこり」「一発」のセリフも昔のまま使用されています。

些細なことが問題視される今、これだけ爽快に下ネタを爆発させてくれる映画はそうそうないでしょう。

カラスや「・・・」の登場

懐かしい絵といえば、カラスが背景に跳ぶ様子や「・・・」という絵が使用されています。

90年代アニメでは定番だったこの表現方法が、あちらこちらに使用されていました。

観ているものは時代が昔に戻ったような感覚を覚えます。

声優陣が健在

何よりもファンを喜ばせてくれたのは、声優陣が昔のまま健在であったことです。

レジェンド神谷明さんを筆頭に、玄田哲章さん、山寺宏一さんや戸田恵子さんなど豪華すぎる声優たちが映画を盛り上げていました。

最近はアニメ界も世代交代が進み、有名キャラクターの声が次々に変化しています。

そんな中、以前と変わらぬ声で演じられるキャラクター達はこれぞシティハンターとファンを唸らせました。

なつかしき100tハンマー

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香は常に100tハンマーを振り回していましたが、今作品でもその姿は健在でした。

そしてハンマーに描かれている絵にも、作り手の遊び心が反映されています。

今作品は制作サイドが大いに楽しみながら作っている様子が、ひしひしと伝わってくるようです。

なぜあえて古さを残しているのか

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復活した現代版のシティハンターになぜ、古いものをそのまま残しているのでしょう。

この作品はターゲットを絞り込んでいるのでしょうか。

ブレない展開が嬉しい

復活版のアニメは幾つかありますが、どれも現代風に大きくアレンジされています。

しかしシティハンターは、見事に古い雰囲気を残しています。

シティハンターといえばアラフォー世代がど真ん中世代になりますが、アラフォー世代がまさに観たいシティハンターの姿を貫いているといえます。

極論をいえば、現代版に大きくアレンジされたシティハンターを見るなら、他のアニメと何も変わらないでしょう。

例えるなら「水戸黄門」のような定番の展開が、ファンには嬉しいのです。

シティーハンターイズムと称される

冴羽獠のもっこりシーンやセクハラまがいな行動、劇中でエローンと名付けられたドローンなどよくカットされなかったな、と苦笑いをしてしまいます。

しかし、これこそがシティハンターの面白みではないでしょうか。

昔のままのエロさ全開で描いたからこそ、変わらぬ冴羽獠を観ることが出来ました。

80年代をベースにし、オリジナルカラーを貫き通す姿は「シティハンターイズム」と称されています。

ファンをどれだけ喜ばせるか、とことん考え抜かれた作品です。

ターゲットを絞っている

劇場版シティハンターを見る限りでは、かなりターゲットを絞っているような印象を受けます。

旧作の定番ネタを惜しみもなく披露し、そのたびに古くからのファンは胸が躍ります。

あまり現代的にアレンジし過ぎていないのは、古くからのファンの要望に応える為ではないでしょうか。

旧作のシティハンターファンは、むしろ昔のままの冴羽獠、シティハンターが観たいのです。

だからこそ、古いものをそのまま残してファンサービス満載の映画を作ったはずです。

大衆受けする映画ではなく、シティハンターのオールドファン向けに作った映画といえます。

現代人には受けない?

ターゲットを絞って作られた今作品は、シティハンターを知らない世代にはあまり受けていないのも現状です。

今の風潮として下ネタNG的な風が吹いています。

そんな中、下ネタとエロさ全開のシティハンターに違和感を感じる人もいるようです。

そして昔のギャグなども、やはり知らないと楽しめません。

勿論初めて観たけれどすごく楽しかったという意見も多く、現代版から旧作品へ遡る人もいます。

この映画は昔を楽しむ映画だという認識のもと観ると、面白さも変わってくるのではないでしょうか。

冴羽獠の年齢は

シティーハンター アニメ 布製壁掛けスクロールポスター (16×23インチ) [WP] シティハンター11
20年ぶりに制作されたシティハンターですが、冴羽獠の歳は現在一体いくつなのでしょう。

実際の年齢はわからない

冴羽獠は子供の頃飛行機事故にあい、とある反政府部隊に拾われ育てられています。

両親は死亡していたので、獠の年齢も国籍も何もかもが不明です。

それゆえ、確かな年齢は発表されていません。

一般的には香と出会った日(3月26日)が誕生日となっており、大体1959年生まれとなっています。

この計算によると、旧作品中の冴羽獠は30歳前後です。

映画公開時の2019年では60歳ということになります。

しかし映画を観る限り、20年分の空白の時間はカウントされていないようです。

昔を知る人は感無量のBGM

City Hunter Sound Collection X-Theme Songs-

劇場版シティハンターで、何よりも高評価なのはBGMです。

旧作品のBGMを使用しており、音楽を聴いただけで時間が遡っていくようです。

「Angel Night~天使のいる場所~」「Get Wild」そして「City Hunter~愛よ消えないで」などファンにはうれしすぎる名曲の数々です。

映画鑑賞後にサウンドトラックを購入した人も多いのではないでしょうか。

エンドロールで誰も席を立とうとしないというのもこの映画の特徴だといえます。

アラフォー世代がはまる映画

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ> -VOCAL COLLECTION-(期間生産限定盤)

アラフォー世代にターゲットを絞った映画といっても過言ではないでしょう。

現代に沿ったアイテムを取り入れつつも、古さをあえて取り込んだ作品は色褪せることなくファンを楽しませています。

現在は作り手側も社会の流れにのまれ、かなり範囲の狭い映画になりつつあります。

その点シティハンターは、旧作の良さをそのまま生かし時代にのまれずに蘇りました。

不思議と旧作のシティハンターも見返したくなってきます。