出典元: https://www.amazon.co.jp/dp/B004H2YOAY/?tag=cinema-notes-22
「次に狙われるのはだれだ!?」というキャッチコピーがワクワク感を掻き立てる劇場版シリーズ第2作目「名探偵コナン 14番目の標的」。
毛利小五郎と周囲の人たちが巻き込まれる連続事件ですが、被害者達にはある共通点がありました。
その法則が分かってからは、次に誰が狙われるのかという緊迫した展開に、手に汗握らされっぱなしです。
13人で終わるはずの事件。しかしタイトルは「14番目の標的」と銘打っています。14番目は一体誰だったのでしょうか。
今回はそんな「14番目の標的」の謎を紐解いていきます。
被害者の共通点
そのことに途中で気がついたコナン達は先回りして被害を食い止めようと試みます。
目暮十三 (13) → 妃英理 (12) → 阿笠博士 (11) → 辻弘樹 (10) → 旭勝義 (9) → 沢木公平 (8) → 小山内奈々 (7) → 宍戸永明 (6) → 毛利小五郎 (5) → ピーター・フォード (4) → 白鳥任三郎 (3) → 仁科稔 (2) → 工藤新一 (1)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/名探偵コナン 14番目の標的
被害者の名前には数字が入っていました。しかも毛利小五郎本人だけでなく彼の知り合いばかりです。
トランプの数字になぞらえて名前に13から1までの数字を含んだ彼らは次々と標的になっていきます。
しかし犯人は最初から被害者を全員殺害するつもりはありませんでした。犯人が本当に殺したかったのはその中の4人だけです。
それは小山内、旭、辻、仁科。彼らは犯人曰く被害者になる理由があったようです。
あきれた犯行理由
犯人である沢木のあまりにも身勝手な犯行理由に誰もがあきれました。
そんなことくらいで?と思ってしまう理由ですが、本人にしてみれば人生を狂わされるほどのことだったようです。
生き甲斐を失った
沢木は完璧なソムリエでありたいという美学を持ち、その仕事を誇りにしていました。
ソムリエは彼にとってまさに天職。生き甲斐だったともいえるでしょう。
そんな彼はある日突然他人によってソムリエという職を奪われてしまいました。
味覚障害になってしまったのです。ワインの繊細な味を見極めるソムリエにとってその病気は致命的でした。
味覚障害の原因となったのは頭部の外傷や精神的ストレス。それらを引き起こしたのがさきほどの4人です。
4人を殺す動機
頭部の外傷は小山内の危険な運転に巻き込まれたせいでした。
バイクに乗っていた沢木と危うく接触事故を起こしそうになった小山内。
彼女が安全運転をしていれば事故は起こらなかったはずです。
それに事故の後すぐ適切な処置をしていれば沢木も味覚障害にならずに済んだかもしれません。
他の3人は沢木に精神的なストレスを与えたとしています。
例えば旭はその豊富な資金で希少なワインを買い漁る一方、ワインの管理はずさんでした。
仁科はグルメを気取って知ったかぶりで間違ったワインの知識を読者に植え付けたという理由で殺害されそうになります。
そしてパーティの席でソムリエとしての尊厳を汚した辻。沢木は名誉やプライドを踏みにじられたと憤慨していました。
真犯人の手掛かり
当初犯人だと思われていた村上丈は出所してから日にちが浅く、毛利小五郎の周辺を調べるのは到底無理です。
真犯人は別にいるのではないかとコナンは考え始めました。そして少しずつ真犯人への手がかりを発見。
まずは利き手の違いに気づきます。ディーラー時代の写真を見ると村上丈は左利きでした。
しかし小山内の遺体にくっきり残った犯人の手の跡から真犯人は右利きであると気づきます。
不意に沢木が目に止まったコナンは、ソムリエでありながらチリパウダーを舐める姿に違和感を抱きました。
刺激物であるチリパウダーを舐めるなんて、舌の繊細さが必要なソムリエがする行為ではありません。
そこでコナンが沢木への疑念を抱き、味覚障害という突破口を見出したのです。それでも全てはまだ推測の段階。