引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B00I3YIV88/?tag=cinema-notes-22
2010年公開の『バーレスク』はクオリティが高い作品として、世界中を魅了しました。
映画の与えた影響は大きくバーレスクを真似た店も、あちこちでオープンしたのです。
そんなバーレスクのダンスシーンの凄さをじっくりと解説していきます。
なぜこの映画はこんなにもクオリティーが評価されるのでしょう。
ダンサーが認める難易度の高さ
プロのダンサーがバックを固めるこの映画は、ダンスシーンが圧巻でダンサーならずとも踊りたくなってしまいます。
クリスティーナ・アギレラが得意なヒップホップジャスをメインとし、大迫力のショーが繰り広げられています。
ポールダンス「I’m a Good Girl」
階段を利用し、ダンサーたちが一糸乱れず踊ります。
振り自体を観るとダンサーのターン数は少なく、技術的な技系は少なめです。
ショーダンスを意識した振り付けとなっていますが、難易度は高くなっています。
おそらくプロダンサーなら誰しも十分に踊れるレベルのショーですが、彼女たちはピンヒールを履いています。
国内では先の広がったダンス用のヒールが主流で、10センチを超えるヒールはなかなか使用しないのが常です。
しかし劇中でクリスティーナ・アギレラはじめ女性ダンサーが履いているのは、まぎれもないピンヒールのようです。
美しさを追求したのでしょう、ピンヒールは技術の高いダンサーのみが踊ることが出来るシューズなのです。
チェアダンス「Express」
女性の踊りでは、よくチェアダンスが取り入れられます。
チェアダンスで使用する椅子は、軽く華奢というのが常識で、華奢な作りこそセクシーさを生むのです。
その為、ダンスの上級者でも扱いはとても難しくバランスを崩すと椅子ごと滑って倒れてしまいます。
体の軸が何よりも大切で、ダンサーは全くブレない踊りが要求されます。
少しのズレが悪目立ちしやすいので、チェアダンスは普通に踊るよりも揃えるのがとても難しいという特徴をもっています。
測ったように揃った角度はまさに圧巻といっていいでしょう。
更にダンサーたちは身体能力も高く、軽い椅子の上でアクロバティックな動きを披露していました。