神様は、測量士の姿・お遍路さんの姿・薬局に貼られたポスター・大学の守衛さんとして、登場しています。

実際の登場シーンが気になる方は、ぜひ再度映画を観て確認してみてください。

時には、インサートされている風景カットで夏の暑さを伝える演出の1コマとしても登場しています。

こういう何気ないインサート映像でも小ネタを挟んでくるあたり、本広克行監督の実力とお茶目さを感じさせられます。

タイムマシンを使って時間に変化が生じ始めてからの神様

舞台パンフレット deep blu ディープ・ブルー 1994年 MOTHER#5 公演 脚本・演出:G2 出演:升毅 牧野エミ 関秀人 桂九雀

まずこちらも最初にネタばらしをしてしまうと、神様はタイムマシンを見つけてからは7回登場しています。

今回の神様もさまざまな姿で登場しています。

こちらも気になる方は、ぜひ映画で確認してみてください。

神様が大目に見たり、辻褄を合わせたシーン

全てがすべて、SF研のメンバーで解決できたわけではありません。

「これってどうなの?」というグレーゾーンに関しては、神様が大目に見たり辻褄を合わせていました。

神様はSF研がタイムマシンを見つけてからは、常に彼らの行動を見守り、時の流れに歪みが生じない様にしています。

例えば、新見が昨日の自分からシャンプーを盗んだシーンでは、後ろからお遍路さん姿で「セーフ」と手を広げていました。

「過去を変えてはいけない」という設定から考えると矛盾にも思えるシーンではありますが、これは元々あった過去。

つまり過去の出来事は変わってはいないし、神様がセーフといえばセーフなのでしょう。

他にも、曽我が未来人田村の暴走により99年前にタイムスリップした際に、村人に扮する神様もいました。

豪雨の中、沼の近くに誰もいなければ「カッパ伝説」は生まれなかったわけです。

このシーンからは、神様がカッパ伝説の創生と、時間の整合性を保つ仕事を成し遂げたことがわかります。

タイムスリップに関する伏線だけではなく、カッパ伝説の伏線まで回収するとは恐れ入りました。

未来人田村のダサさ

サマータイムマシン・ブルース 2005 舞台版 [DVD]

25年後の未来から来たにしては、未来感の欠片も感じさせない未来人田村

過去に馴染むために、あえて「昔っぽいファッション」をしてきたのかと思いきや、未来人はもれなく全員ダサい。

ストーリー上、25年前のエアコンを使い続けている必要があるので、劇的な変化は表現できなかったのでしょう。

ちなみに、未来のSF研メンバーは元ネタとなった舞台版の演者が多く出演しており、チェックしておきたいところ。

柴田と未来人田村への演出

映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)

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