出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B079BK2MH2/?tag=cinema-notes-22
『燃えよドラゴン』は、1973年に公開され世界中で大ヒットを飛ばした伝説的な映画です。
ブルース・リーを比類なき神のような人物まで押し上げた傑作をじっくり紐解いていきます。
名言として語り継がれる「考えるな!感じろ」の意味を徹底解明し、ブルース・リーの真意に迫ります。
また『燃えよドラゴン』の展開や設定に違和感を感じないのはなぜでしょう。
語り告げれる映像の制作秘話も紹介していきます。
展開に違和感がない理由
『燃えよドラゴン』は低予算で作られたにもかかわらず、話の展開や設定に違和感を感じません。
ブルース・リーに制作が任された
ブルース・リーは死後に大ブレイクした俳優です。
撮影当初はアジアでヒットを飛ばした俳優という認識しかなかったのでしょう。
ブルース・リーが主宰するスタープロ、コンコルド・プロダクション(香港)とワーナー・ブラザース(アメリカ))の合作
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/燃えよドラゴン
本作はアメリカのワーナー・ブラザースとの共同制作です。
しかしワーナー・ブラザースは大きな作品と認識しておらず、ほぼすべてをブルース・リーに任せています。
このことが違和感のない設定につながったのではないでしょうか。
現地を知るものが作った
映画の舞台は香港です。
もしワーナー・ブラザースが制作の全権を持っていたら、アメリカ人の持つアジアの印象で制作されていたでしょう。
ハリウッドに登場するアジアの街並みは、時に違和感を感じるものです。
しかし、香港を知り尽くすブルース・リーが制作したことで、設定や展開に違和感がなかったのでしょう。
低予算ゆえのリアル感
本作は低予算で作成されたこともあり、本物のギャングをエキストラに採用したことでも有名です。
ブルース・リーに勝負を挑んだほど、闘争心があった彼らは独特の存在感を持っていました。
俳優ではなくギャングを採用したことも、結果的にリアル感を出していたのではないでしょうか。
名セリフ「考えるな、感じろ」を考察
『燃えよドラゴン』を代表する名言といえば「考えるな!感じろ」です。
多くの人が考察しているこの言葉の真意は何だったのでしょう。
禅問答のような難解さがある
ブルース・リーが指揮をとった本作では、彼の思考をそのまま反映する言葉が多く使用されています。
彼はワシントン大学に在籍中に哲学を専攻していた過去をもち、荘子や禅の教えから強く影響を受けているのです。
だからこそ彼のセリフは、奥深く難解といわれているのでしょう。
『燃えろドラゴン』にも多くの名言が残されていますが、もっとも有名なものは「考えるな!感じろ」ではないでしょうか。
考えてから動いてはいけない
何か感じたか?
えーと、ちょっと考えさせてください