まずお伝えしたいのはハリー・ポッターが蛇語を話せる理由を語るには、宿敵であるトム・リドルについて語らないわけにはいかないという事です。
本作では、ハリー・ポッターがトイレである日記を拾ったことからトム・リドルという人物の存在を知ります。
【ハリーポッターと秘密の部屋】でその存在が明らかになったトム・リドルですが、本作でもこの後のシリーズにおいても、キーパーソンになる人物です。
トム・リドルはヴォルデモート
なんとトム・リドルはあのヴォルデモートだったのです。
トム・リドルの本名はトム・マールヴォロ・リドル(Tom Marvolo Riddle)。
並び替えると、「I am Lord Voldemort(私はヴォルデモート卿)」となり、トム・リドル = ヴォルデモートだということがわかります。
トム・リドルがヴォルデモートに名前を変えた理由は、「マグルの名前を使うのが嫌だ」ということ以外作中では詳しく語られてはいません。
しかしながら、彼の改名はマグル嫌いと密接な関係がありました。
トム・リドルは蛇語を話す
実は蛇語を話すことができるトム・リドルはサラザール・スリザリンホグワーツ魔法魔術学校を作ったサラザール・スリザリンの末裔でした。
サラザール・スリザリンは、非常に高い能力を持つ純血の魔法使いです。
そしてスリザリンはパーセルマウスです。パーセルマウスとは蛇語(パーセルタング)を話せる人のこと。
蛇語を話せる人はほとんどスリザリンの子孫だといわれています。
後にヴォルデモートになったトム・リドルもスリザリンの末裔だったために蛇語が話せたのです。
ヴォルデモートと繋がってしまったハリー・ポッター
ハリー・ポッターとトム・リドルの関係
トム・リドルは母親のゴーント家がスリザリン家の子孫だと知ると、スリザンが隠していた秘密の部屋を探し当てました。
そして、自らをスリザリンの後継者だと強く思い始めるのです。
自分の使命を見つけたトム・リドルは後に凄まじい力を手に入れハリー・ポッターの宿敵となっていくのですが、果たしてマグルの撲滅だけが目的でしょうか。
それだけであればマルグ全体を敵と見なすはずですが、狙いはハリー・ポッターに定まっています。
そこにまだ明かされない大きな秘密があるようで、これは続編への期待度も高まる要因になりました。
ハリー・ポッターが蛇語を話せる理由
蛇語を話せる人がサラザール・スリザリンの子孫だとしたら、どうしてハリーポッターは蛇語を話すことができたのでしょうか。
ハリーポッターは当然サラザール・スリザリン一族ではありません。しかしながら、彼は作中で巧みに蛇語を操ります。
実は、ハリーポッターが蛇語を話せるのは、あのヴォルデモートの影響だったのです。