出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B000GM4CCY/cinema-notes

トーマス・カーター監督の『コーチ・カーター』は青春映画であり、教育者としての視点も盛り込まれた作品です。

本作で気になるのが、さまざまな困難を乗り越えながら、最終的に「なぜケン・カーターは目標を達成できたのか」ということ。

目標達成できた理由の一つが反抗する高校生を惹きつけることができたこと。二つ目が徹底したマネジメントだと考えられます。

そうなると今度は、ケン・カーターが高校生を惹きつける理由は何かマネジメントはどこで学んだのかが気になります。

この2点が分かると『コーチ・カーター』をもう一度観たとき、「ここはこれをやっているのか」と気付きがさらに増え、面白さが増します。

「お前が恐れているものは何だ」が高校生を惹きつける

作中でよくカーターコーチがやんちゃなクルーズに使う言葉があります。

お前が恐れているものは何だ

引用:コーチ・カーター/配給パラマウント映画,UIP

この問いの答えは、クルーズがカーターコーチに感謝の言葉を贈る最後の場面で語られます。

実はカーターコーチがクルーズに対して問い続けたこの言葉の裏側に、高校生を惹きつけたカーターコーチの力が隠されているのです。

「ブレない人」ってどう思いますか?

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映画中のカーターコーチには、観ているこちらも惹きつけられます。それは「信頼がおけそう」な人だからです。

では、その信頼を作り出しているのは何なのか。それがブレない姿勢です。

本作を通してさまざまな問題の大元に必ずあるのが、高校で過ごす上での規律を定めた契約書。

カーターコーチは何があってもその契約内容を曲げることはありませんでした。

最初は高校生たち、次に学校内部の職員や保護者といった大人たちが契約書に意見します。

自らの職をかけてでもカーターコーチはブレません。そしてそれで結果がでるのです。この姿勢こそが高校生を惹きつけました

この終始一貫したブレない姿勢は、後述する「マネジメント理論」にも非常に関わりの深い話です。

「お前が恐れているのは何だ」の裏側

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やんちゃなクルーズに対して何度も問うこの言葉には、裏側があります。

それは「お前を理解したいから、教えろ」というメッセージです。人は誰でも自分を理解してほしいもの。

カーターコーチは反発する高校生に自分を理解してほしいから、まず相手の理解に努めます。

反発ばかりする高校生に理解してもらうためには、理解してあげることが大切なのです。

自分を理解してくれる人に、惹きつけられない人はいません。

また、この言葉をリッチモンド高校の悪評の代名詞であるクルーズに伝えることで、チーム全体にも伝えているのです。

カーターコーチに理解してほしい──。恐れているものは輝く自分です。

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カーターコーチが勤務するリッチモンド高校は、きちんと卒業できる生徒が50%という異常な数字の高校です。

そんな高校の生徒を代表するかのようなクルーズが、映画の最後で高校生たちが恐れているものを語ります。

俺たちが恐れているのは、自分たちの計り知れない力だ。自分の暗部ではなく輝きが怖い

引用:コーチ・カーター/配給パラマウント映画,UIP

これがカーターコーチが知りたかったことです。しかしカーターコーチはこのことを知っていました。

知っているからこそ「輝いていいんだよ」と教えることがコーチとしての役割だと考えたのです。

さらに彼らが一生バスケで輝けるわけではないことを知っています。だからこそ、勉強にも向かわせるわけです。

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