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『プリティ・ウーマン』は今なお人気を誇る1990年公開の大ヒット映画です。
世界中を虜にしたリチャード・ギア、そして一躍スターに上り詰めたジュリア・ロバーツの代表作とも称されます。
そんな不朽の名作『プリティ・ウーマン』で、ビビアンを迎えに行ったその後の二人はどうなったのかを徹底考察していきます。
そして劇中で流れるピアノの演奏と作曲者は誰なのか、娼婦を美化する映画の真意はどこにあるのか、作品を深く掘り下げていきましょう。
ビビアンを迎えに行ったその後
劇中では真っ白なリムジンでビビアンを迎えに行っていますが、その後の二人はどうなったのでしょう。
劇中では語られないその後を考察していきます。
ディズニー映画なのでハッピーエンド
あまり知られていませんが『プリティ・ウーマン』はウォルト・ディズニー・スタジオがつくったディズニー映画です。
ハッピーエンドは、ディズニー映画の鉄則ともいえるものなので、おそらくその後も二人は幸せに暮らしたことでしょう。
娼婦が大金持ちと結婚するストーリーはできすぎだ、と意見も出ていましたが、ディズニー映画であればハッピーエンドになるのも納得ではないでしょうか。
娯楽映画としてハッピーに幕を閉じる展開は、心を和ませてくれるものです。
ビビアンはニューヨークで暮らした
ビビアンとエドワードはその後ニューヨークで暮らしたと考察出来ます。
ニューヨークへ帰る。また会いたい、本気だ。
きみのためにアパートと車を用意した。
引用:プリティ・ウーマン/配給会社:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
劇中でエドワードは既にアパートを用意していることを告げています。
娼婦として買われた経歴を持つビビアンは当初、本気で好きになったがゆえにエドワードの申し出を断ったのでしょう。
わたしに囲われ女になれって言うの
引用:プリティ・ウーマン/配給会社:ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
娼婦として囲われるのなら、ビビアンはニューヨークに行くことはなかったでしょう。
しかしエドワードの心を知り、ひとりの女性としてニューヨークへ行ったのではないでしょうか。
いずれは結婚したのかも?
「きみのためのアパート」というセリフから伝わるように、エドワードはすぐ結婚という考えではないようです。
しばらくは恋人として楽しい時間を過ごしたのではないでしょうか。
しかし、ビビアンは囲われることを嫌がっていたので、ニューヨークで健全な仕事を探し自分でアパートを借りたかもしれません。
おそらくビビアンが自立し対等な立場になった時、結婚の文字がチラつくはずです。
元のエンディングはリアルなものだった
『プリティ・ウーマン』は元々違ったエンディングが用意されていました。
エドワードにはニューヨークに恋人がおり、ビビアンを置いて帰るのです。
一方ビビアンはその後も娼婦を続け薬物によって命を落とす、というR指定の筋書きでした。