こんなところに注目して観ると、より映画が面白くなるでしょう。
もう一回見たくなる!ダイハード3の裏話
その1、首から下げていた看板はCG?
マクレーンは最初のゲームで、”I hate niggers” 「黒人は嫌いだ」と書かれた大きな看板を首からかけることになりました。
このシーンは本当にスラム街で撮影が行われました。
ただ、本当のスラム街でこのような黒人差別の言葉の看板を掲げたらどうなるか…。本物の暴動が起こるに違いありません。
そこで主演のブルース・ウィリスは白地の看板を首から下げて撮影したとのこと。
書かれていた文字は合成というわけですね。
ただどの映像もすべて合成だということではありません。詳しくは次の項目をご覧ください。
爆発は全てホンモノだった
この映画の魅力のひとつはド派手な爆破シーンでしょう。
ニューヨークの路上での大爆発は印象に残っている方も多いはずです。
CGを使った作品はまだまだ少ない時代ですし、事実、本当に爆発させて撮影しているのです。
このニューヨークの路上の爆破シーンも、実際にニューヨークで爆破させています。
お金がかかっている、と思う人も多いでしょう。
実際、この映画の制作費は現在の相場で換算してもおよそ100億円だったそうです。
桁違いのお金をかけて作られた映画というわけですね。爆破シーンの圧倒的な臨場感にも納得がいくはずです。
違う結末も想定されていた
実は、ダイハード3のエンディングは違うバージョンも想定されていたのをご存じですか。
エンディングでマクレーンは、うまくマクレーン達を始末したと思っているサイモンが乗るヘリコプターを撃墜します。
弟によろしくな
引用元:ダイ・ハード3 配給会社:20世紀フォックス
サイモンに向かって言うこのセリフは、ゲームの勝者はマクレーンであるという事実をサイモンに突きつけたといえます。
ただ、サイモンの強盗が成功するという結末も想定されていたようです。
もう少し具体的に説明していきましょう。
ボツになった方の結末では、マクレーンは結局サイモンを逃してしまい、仲間を裏切ったサイモンの逃亡を許してしまうのです。
さらにマクレーンはニューヨーク警察から全ての責任を取らされクビされた挙句、FBIから年金まで取り上げてられてしまうことに…。
しかしそれでもマクレーンはサイモンの行方を追い続ける、といった筋書きだったのです。
どちらの結末が良かったのかは分かりませんね。
ただサイモンを倒してしまうという結末の方が爽快で、観たあとすっきりするかもしれません。
いずれにせよ、この映画のスケールの大きさに驚かされてしまうことでしょう。
まとめ
今回は大人気アクションムービー「ダイ・ハード3」について、解説してきました。
マクレーンをうまく騙したように見えたサイモンでしたが、トラップはばれ、居場所もばれてしまいました。
薬瓶のヒントを読み解いた瞬快は爽快でしたね。
サイモンが船を爆破させたトリックでは周到な計画性が感じられ、アクションだけでない見どころ満載の作品だといえます。
ハラハラドキドキの展開と、見終わったあとのすっきり感は多くのファンを喜ばせてくれたに違いありません。
時代が移り変わろうとも、爽快なアクションムービーを観たくなったら「ダイ・ハード3」!
ポイントを押さえたうえでもう一度見てみるのも面白かもしれませんね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。