出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07B681F14/?tag=cinema-notes-22
失恋。仕事でミス。友だちと喧嘩…人生ってトラブルだらけでほんとウンザリ。
そんな風に気持ちが落ち込んでしまったときには、気分をアゲてくれる“何か”が必要ですよね?
2001年の映画『キューティ・ブロンド』は、まさにそんなときにうってつけ。沈んだ気持ちをとびきりハッピーに変えてくれる1本です。
今作の魅力は、なんといっても主人公エルのキャラクター。どんなときにも自分を信じる彼女の姿はぜひ見習いたいもの。
エルみたいにポジティブに生きられたらいいな、と思いませんか?ポジティブの秘訣、教えて!エル!
どんな困難もへっちゃら!パワフルに突き進むエル
彼氏のワーナーにプロポーズされると思っていたのに、まさかの破局を言い渡されるエル。まさにどん底から物語は始まります。
失恋だけではありません。法学部には入れっこないという周囲の決めつけ、クラスメイトからの意地悪、教授のセクハラ…
エルは何度も壁にぶち当たってしまいます。それでも、めげずに前へ進むのをやめないのが彼女のいいところ!
彼女の明るい性格がストーリーを引っ張り、映画全体を盛り上げていきます。
この物語のステキなところ。
それは、エルが自分本来の良さを活かして前向きに新しい世界を切り開いていっているという点です。
前向きガール、エルの性格3つのポイント
映画を観ている人にたくさんの元気を与えてくれるエル。彼女のポジティブさには、3つの基本ポイントがあります。
ポイント1.自分の気持ちにウソをつかない!
明るくて笑顔が全開のエルですが、常にハッピーかというと実はそうでもありません。
例えばワーナーにフラれたときは、レストランで大声をあげて泣き出したり。
ほかにも、不当な扱いに憤慨したり、いら立ちを隠さなかったりと、感情のアップダウンが激しいエル。
それは彼女が、いつでも自分の気持ちに正直だから。
感情をストレートに発散させるのって、けっこう難しいですよね。つい、周りの目を気にして我慢してしまったり…
それを繰り返していると、自然とストレスが溜まってしまいます。
でも、エルはそんなことはしません。悲しいときは泣くし、怒りたいときは怒る。落ち込むときだって徹底的です。
そしてそれをバネにするかのように、プラスの感情もありったけ大きく表現します。
「4時間一緒に温泉につかった時を覚えてる?」
「ああ…いや…」
「あの時よりいい気分!」出典:キューティ・ブロンド/配給:20世紀FOX
努力が実り、キャラハンの講義でインターン生に選ばれたときのエルの喜びようはとってもビッグ。
ワーナーとヴィヴィアンに言い放った台詞にスカッとした方も多いのでは?
マイナスな気分も抑え込まずにとことんまで出していくエル。その分、うれしい気持ちも思う存分爆発させることができるのです。
ポイント2.思い立ったらすぐ行動!
エルは、自分が目指すものを見つけたら即発進。目標に向けて一直線に突き進みます。
そしてその結果、彼女は見事望んだものを手にし、さらに自信を得ているのです。
法学生になれたのも、講義で良い成績をおさめられたのも、そしてボストンで友達を作れたのも。
すべてエルが行動を起こしたからです。
ブロンドヘアでお嬢様育ち、まるで“動くバービー人形”のエルの法学生としての道は、周囲から見くびられがち。
クラスメイトだけでなく、元カレワーナーにまでバカにされてしまいます。
それでもエルが自信を持てるのは、自分がこれまでに出してきた成果を知っているから。行動→結果→自信→行動…という、正の連鎖ですね。
だからどれだけ周りに止められても、「わたしにできないことはない!」と信じた道を突き進んでいきます。
ポイント3.自分のいいところを知っている!
「わたしは人気者よ!」
出典:キューティ・ブロンド/配給:20世紀FOX
ワーナーにフラれたとき、泣きながらもエルはきっぱりこう言っています。どんなときも、彼女は自分を否定することはしません。
だって、自分が最高だってことをちゃんとわかっているから。