最後は自分で酒をかぶり、シグナル発動の末に死を迎えました。
箕輪は方法こそ間違えていたのですが、人を思う気持ちは誰よりも強かったのではないでしょうか。
死に様は悲惨でしたが、感情を込めたセリフの数々や表情が印象的で、出演陣の中では印象的なキャラです。
一番感情豊かな生徒で、主役を食っていたのではないかと感じます。
100あるシグナルの解析
100のシグナルが死を引き起こすわけですが、本作ではルールを知るものが率先してシグナルを発動させるシーンがあります。
全員で生き残ろうとする樫村と、自分の目的のためにシグナルを活用する和田や園田の動きとシグナルの作用を見ていきましょう。
隠された12のシグナル
クラスメートに共有されている50個以外のシグナルが12個あり、その中のいくつかを用いて和田と園田はクラスメートの自殺を誘発させます。
シグナル52の「興奮した性器を触る」やシグナル54「ペットボトルで飲み物を飲む」、シグナル61「コミックを読む」などで死に至った生徒がいました。
クラスという集団の中で自分だけが情報を持ち、それを利用して自分以外を死に追いやろうと考えているのです。
一部の情報を握ったものが優位に立ち、知らないものがそれに振り回されるさまは、現代情報社会の縮図にも見えます。
自殺に至るシグナルを公開
自殺を引き起こしたシグナルをいくつかまとめてみました。
1番から64番は下部が選択したシグナル、65番から以降は3年C組で決められたルールがシグナルになっています。
1.他人に暴力を振るう
4.涙を流す
39.酒を浴びる
52.興奮した性器を触る
54.ペットボトルで飲み物を飲む
61.コミックを読む
64.7人以上の人間から同時に指をさされる
65.授業中携帯使用禁止
67.遅刻をしない
77.授業中10秒以上見つめ合わない
86.授業中にジャージを着ない
92.授業中学校の外に出ない
引用:シグナル100/配給会社:東映
シグナルに関しての考察
日常生活のなかで起きうる「ペットボトルで飲み物を飲む」などは、普通に過ごしていたらすぐに発動しそうです。