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本作は元CIAエージェントが悪の組織に立ち向かう、勧善懲悪のアクションスリラー映画。
「トレーニングデイ」「マグニフィセントセブン」で有名なアントワーン・フークア監督のイコライザーシリーズの第1作目です。
前述の2作品も含め、デンゼル・ワシントンと監督の強力なタッグは観客をあっという間に映画の中へ誘ってくれるでしょう。
しかし、劇中詳しくは語られることのなかった演出もあり、謎が残ったままの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、序盤のマイナスカウントやタイトルの意味などロバートの心情を通して解説してゆきます。
序盤のマイナスカウントの意味
ロバートは序盤に1度だけ5人を殺害する際に時計で時間を測ります。
そのシーン以降は一切カウントはしませんでした。
なぜ最初だけカウントしたのか?−9秒をした意味とは?解説してゆきます。
カウントするのは殺害する時間だけ
カウント開始から28秒で制圧し、そこから9秒を引いた19秒がロバートの出した答えです。
これは殺人だけに使った時間だったのでした。
ロバートがストップウォッチを開始した1秒、最初の攻撃を受けるまで歩いた7秒、ストップウォッチを止める1秒。
この9秒間を差し引いていたのです。
そして、予め面識のあった用心棒に対し感情が入ってしまい殺しに時間をかけてしまいます。
常に冷静なロバートですが、友の苦悩に対し解決してあげたいという正義感の強さを演出する大切なシーンだったのです。
なぜカウントは初めだけなのか
スラヴィ一味をレストランで殺害するシーン以降、殺す時間を計測するシーンはありませんでした。
それと同時に、この5人の殺害シーンが劇中初めての殺人を含むアクションシーンとなっています。
引退して現場を退いていたロバートが、現役の頃と同じように動くことができるのか自分自身をテストしたのではないでしょうか。
辺りを見渡し、19秒というタイムに対して「悪くはない」といった表情を見せています。
イコライザーとしてのロバートが目覚めた重要な場面となりました。
タイトルの意味とは?
イコライザーにはどのような意味が込められているのでしょうか?