スペンサーはこれまでモテたこともなく、女性に対して奥手です。
しかしこのスキルがあれば女性にモテるので、マーサを射止め続けられると思い、現実世界に戻る気持ちが小さくなったのです。
ベサニーは無視してでも「ブレイブストーン博士」
市場の場面で少年が現れてこのように言われます。
ブレイブストーン博士おまちしておりました。
引用:ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル/配給:ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
この少年に対してベサニーは質問をしますが、無視されます。少年が話しかけたいのはスペンサーなのです。
もちろんプログラムなのでそれしかないのですが、すでに映画冒頭で説明済みの事実。
あえてベサニーを無視させることで、完全にスペンサーが物語の主人公であることを象徴するシーンでした。
ゲーマーとしての「知識」もゲーム世界に持ち込める
『ジュマンジ』の世界には、現実世界の身体能力や体は持ち込めませんが、知識は持ち込むことができます。
フリッジはジャガーとの対決のシーン、ベサニーは男を落とすテクニックをマーサに伝えました。
一方スペンサーはゲーム全体を通して、オタクの知識を駆使します。
その知識量は他の3人から重宝され、頼りにされるので、本当の意味でスペンサーには弱点がありませんでした。
知識面でもゲームの中で頼られる存在となったスペンサーが、ジュマンジの世界の虜となるのは必然です。
スキルのおかげでマーサとラブラブに?
スペンサーはマーサのことが気になっています。
何とかお近づきになろうと、地下室で話しかけますが恋愛下手の2人なだけに微妙な雰囲気…
しかしジュマンジの世界に来てからは、スキルのおかげでマーサとお近づきになれました。
だからこそスキルを手放したくないし、結局は自分に自信がないスペンサーが本作中に登場します。
スキルのおかげでマーサといい感じになれていると思う
マーサにスペンサーが告白したシーン。おそらくここではスキル「勇気」が発動したと考えられます。
それでも心配なのはマーサが「スキルを持って活躍するブレイブストーン博士」が好きなのではないか、ということ。
結局マーサはオタク好きで、スペンサーは一安心しました。しかし裏を返せば「スキルによって自分が輝いている」と思っている証拠です。
それだけに、やはりスキルは手放したくはないのでしょう。マーサの気持ちを知っても不安はつきまといます。
スキルにほれ込んだスペンサーは、現実に戻りたくない
ラストで案内人のナイジェルが現れたとき、いよいよスペンサーは現実に戻りたくない意思を表します。
待って。このままここにいよう。今の関係が好きなんだ。
引用:ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル/配給:ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
「今の関係」とはどういうことでしょうか。
『ジュマンジ』の世界でブレイブストーン博士としてやっていける自信がついているスペンサーです。