MIB(=ハイT)から武器を運ぶように指示を受けていた彼は、MIBに起きているであろう問題を察するのです。
組織に染まっていない新人のMを信用し、宝石を預けます。
エージェントHの活躍は本当?
ハイヴを倒す(という記憶を植え付けられる)前は優秀だったというエージェントH。
本当に優秀だったのかをここで検証していきましょう。
イケメンなのもスキルの1つ
潜入捜査がバレて、死にそうなところをイケメンだからということで助かるなどわかりやすいキャラ設定のH。
もともと活躍していたときもイケメンであることを理由に仕事を振られていたように見えます。
ロンドン支部に戻ったときも、時間操作能力を持った女異星人に「美味しそうだから」とターゲットにされているのです。
これを見る限り「地球人の中でトップクラスのイケメン」という扱いなのがわかります。
米People誌の2014年度「最もセクシーな男性」にも選ばれているクリス・ヘムズワースですからこの設定は納得です。
得意なのはハニートラップ?
武器商人のリザと恋仲になっておきながら、逮捕に持ち込めず別れているあたりはポンコツです。
リザは今でも自分の島を持ち、商売をしているので、まったく進展がなかったことがわかります。
この無能ぶりはハイヴに記憶をいじられてダメダメになったからだと酌量してあげるのが的確でしょう。
描かれないだけで、過去は優れたエージェントだったと言われてますから、見えないところで活躍しているはずです。
今まで誰も疑問に思わなかったのか
エージェントHはハイヴをハイTと倒し、地球を救ったと言われていますが、本人の説明は意味がわかりません。
「知恵と銃1丁でハイヴを撃退した」
引用:メン・イン・ブラック:インターナショナル/配給会社: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
としか言ってないからです。
これで報告書を提出しても普通は通らないでしょうから、ハイヴに乗っ取られたハイTがうまく処理したのでしょう。
宇宙侵略のためにデスクワークに追われるハイヴを想像すると、ちょっと笑えますね。
ハイTはなぜ自我を取り戻したか
宇宙生命体ハイヴに操られているハイTがHの呼びかけに答えて一瞬、自我を取り戻します。
物語の山場で起きるこの状況について考察していきましょう。
ハイヴが得た情報と状況操作
ハイT(ハイヴ)はエージェントとして情報を得ながら、それを他の異星人に流していました。
また最強の武器をジャバビアンに渡させるために、ヴァンガスをそそのかして武器を密輸させたのです。
双子の異星人が宝石を奪いに来たのも、ハイヴを倒したいという考えを利用されていたのでしょう。
決定的な危機ではないせいか、ハイTはハイヴの支配下に甘んじており、状況は悪化していきます。
Hの問いかけに最後の自我が動く
ハイヴに首を絞められながらもHは父のように慕っていたと呼びかけます。
その時ハイヴに残っていたハイTの心が反応し、手の締め付けが緩まりました。
ハイヴが乗っ取っていたハイTの中で、ハイTの精神はずっと死なず生きていたのではないでしょうか。
ハイTに偽装していたハイヴの姿をあらわにしたことで、隠れていたハイTの精神が作用できたようにも考えられます。
本体がいたら無理だった
亜空間につながるポータルからハイヴが出現しようとしていたのが解るでしょうか。