【メン・イン・ブラック:インターナショナル（ネタバレ）】ハイTの一瞬自我が戻った理由を考察！ヴァンガスはHに何を感じた？

地球にいたハイヴは1個体でしかなかったのです。本体は宇宙からやってきました。

ハイTの自我を取り戻したときは個体ハイヴでしたが、ポータルから出現した本体ハイヴとつながった瞬間に自我は消えます。

このギリギリのタイミングで問いかけが届いたことで宝石を取り戻し、ハイヴを消滅させられたのです。

MIBシリーズのお約束

本作ではMIBシリーズのお約束が随所に盛り込まれています。

気になるお約束をお伝えしつつ、登場シーンなどに言及していきます。

パリでプロポーズしている2人に使うなど序盤から登場するニューラライザーはMIBの代名詞です。

異星人に繋がる情報はすべてニューラライズして隠蔽していきます。

過去作では、自由の女神がニューラライザーを使ったこともあるほどです。

オープニングのコロムビアの女神がサングラスを掛けるのは、過去作へのオマージュでもあります。

腕時計はシリーズを通してハミルトンのベンチュラが使われているのが嬉しいところです。

特徴的な三角形のフォルムに憧れる人も多いでしょう。

サングラスはレイバンからPOLICEのオリジナルモデルに変化しました。

MIBの制服である黒スーツはポール・スミスがタイアップし、非常にシャープなシルエットなのが特徴です。

能力がありすぎて地球人ではないと監視対象になっている有名人がカメオ出演するのもシリーズのお約束です。

今作では歌手のアリアナ・グランデとドナルド・グローヴァー、実業家のイーロン・マスクが出演しています。

過去作ではシルベスター・スタローンやマイケル・ジャクソン、レディ・ガガなどが出演。その豪華さが解るはずです。

また衣装を手掛けているポール・スミスもタイプライター屋として出演しています。

レクサスとホバーバイクに赤いボタンが付いており、ハイパードライブや飛行能力などを得られるのが特徴です。

レクサスはタッチパネルになるなど最新鋭化しており、歴史の流れを感じさせます。

シリーズを通してのお約束として、悪役（ヴィラン）は早い段階で正体が見えていることが挙げられます。

3年前の時点でハイヴと対決し、ハイTとHは登場しています。

この時点でヴィランはハイTかHに絞られるのです。

ここはシリーズを通して見ているファンでないと気づかないかもしれません。

スパイ物でありながら、シリーズのお約束を踏襲することで観客に答えを提示している作品なのです。

シリーズへのオマージュをふんだんに織り込んだメン・イン・ブラック：インターナショナルの考察を展開してきました。

流そうと思えば軽く流せる映画でもありますが、知識を持って楽しむとまた違う一面も見えて楽しめるのです。