元の自分に戻るためにはゾルダーにもう一度願をかけるしかないと思いついたのがこの冒険の目的です。
しかし、そのゾルダーはすでに別の場所に移動してしまい、その場所がわかる秘密のアイテムが「レンタルリスト」です。
こう考えるとどういうふうにステージをクリアし、ゾルダーを探し出すのかどうかとてもワクワクします。
経験値で次々にレベルアップ
レベルアップとは例えば、おもちゃメーカーへ就職でき趣味のパソコンで仕事を得たりできたことです。
会社の社長に偶然おもちゃ売り場で遭遇し気に入られ、特技を発動し子供ならではの発想で最新おもちゃのアイデアを生み出し出世します。
経験値があがると住む場所も安ホテルから、広々した部屋のアパートメントにと次々にレベルアップしたという感じです。
少しだけ大人の経験を先取り
仕事上のパートナーのスーザンがジョシュの他の大人にはない少年のような部分に惹かれていくさまも、大人の女性ならではの目線ですね。
スーザンは元恋人ポールとの別れ際に、見た目は大人で中身は子供なジョシュのことをこう言います。
ポール「あの男のどこがいいんだ!」
スーザン「彼は大人だわ」
引用:「ビッグ」/配給:20世紀フォックス
実生活の中でも子供の意見に筋が通り大人顔負けのことがよくありますが、この場合ジョシュの無垢さが大人の心の広さと感じたのでしょう。
ジョシュの初恋
ジョシュのスーザンへの感情は会社の中の優しい上司で大人の女性としてしか見えていません。
逆にスーザンのジョシュを見る目が、大人の男性としての好意の目だと知るとジョシュはかなり戸惑うわけです。
それでも一緒の時間が増えると共にジョシュも仕事上のパートナーから、恋愛感情へと経験値があがったのでしょう。
心までは大人になれない
ビリーはジョシュを元の姿に戻してあげようと必死なのに対し、ジョシュは仕事で成功し責任が重くなるにつれ本来の目的を忘れかけました。
上級生に追いかけられたとき助けたのはオレだぞ!オレの方が3ヶ月年上なんだぞ!
引用:「ビッグ」/配給:20世紀フォックス
このビリーの言葉は魔法にかかったようなジョシュの目を覚ましたのではないでしょうか?
ジョシュは自分と同じ年頃の子供たちの姿を見にでかけ、急に自分がいなくなり家族が心配し悲しんでいることを思い出したはずです。
そして本来の家族や友達の生活に戻りたい気持ちがよみがえります。
今こそ素早い決断をするとき
クリアできなかったパソコンゲームを再び起動させたジョシュは、今度こそ悪い魔女を倒す方法を決断しなければならないと思ったでしょう。