ゲームの中のラスボスとの対決でジョシュは主人公と自分を重ねて考えました。
自分も決断しなければ、このゲームのように氷の中に閉じ込められ出られなくなるかもしれないということです…。
子供にもどる決断
新しいコンピューターゲームの開発プレゼン会議でジョシュは決断しました。
1ページごとに自分でストーリーを決めるの。“子供”が決めるのよ
引用:「ビッグ」/配給:20世紀フォックス
スーザンが言ったこの一言で迷いが消えたのです。
ビリーが教えてくれたゾルダーのある場所に行くことを今、決断しないとゾルダーはまたどこかに移動してしまうかもしれない。
そうなったら自分は家族の元に戻れなくなってしまうだろう…つまり、氷の中に閉じ込められてしまうということです。
GAME CLEARの時
13歳の子供だと言ったところで信じてもらえず、新商品のプレゼン会議までジョシュは迷っていたのでしょう。
だからスーザンのことも好きだけど黙って、その場から消えるしかなかったのです。
ゾルダーの前に佇むジョシュの姿はパソコンゲームでラスボスに挑む時と同じでした。自分でGAME CLEARさせるために来たのです。
スーザンの「さよならのキス」
ジョシュの告白とビリーの存在で、商品アイデアの根源が「子供だったから」というつじつま合わせができました。
ジョシュ「一緒に来る?」
スーザン「あの経験は一度すればいい。二度とごめんよ…わかるでしょ?あぁ、わからないわね」
引用:「ビッグ」/配給:20世紀フォックス
スーザンは自分が積み上げてきた経験はジョシュにも必要で、その経験を経た15年後のジョシュに出会える期待を込めました。
スーザンの最後のキスが額になったのは必然で、ジョシュのことを子供として認めざるを得ない気持ちで見送ったのしょう。
見た目は大人であっても「子供だから」という事実が大人としてのモラルでキスできなかったのです。
経験を重ねてゆっくり大人になればいい
朝、目が覚めたら12歳の少年が大人になっていた!そんなゲームをしているような感覚で観るとより楽しめる映画でした。
そして、観終えた後に大人ならではの気づくこと思い出すこともあります。あなたにも忘れてしまったり諦めた理想や夢はありませんか?
子供は順応性があるので大人だけの環境があれば思考が大人っぽくなったりすることはあります。
長い人生で子供時代は本当に短いので、二度と戻らない子供時代にしかできないことを経験することは必要でしょう。