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1900年代初頭のイタリア、そしてイギリスを舞台に展開されるラブロマンス映画『眺めのいい部屋』

イギリスを代表する作家E.M.フォースターの小説を、ジェイムズ・アイヴォリーが映画化しました。

アカデミー賞のノミネートは8部門!

そのうち3部門(脚本・衣装・美術部門)を受賞し、ジェイムズ監督の代表作となりました。

二人の男性の間で揺れる女性を描いた本作品。

映画の終盤で、ルーシーの選択に「待った!」を掛けたくなった方もいるのではないでしょうか。

一方で、その決断に静かな拍手を贈りたくなった方もいるはずです。

今回は、ルーシーの選択が正しかったのかを徹底考察!

二人の男性からルーシーが得たもの、得られるはずだったものを推察しながら、結末の意味を探ります。

二人の男性の間で「揺れさせる」設定

 『イタリアザマック 天秤』

一人の女性が二人の男性の間で揺れるのは、恋愛映画の典型です。

こうしたスタンダードなラブロマンスに欠かせない要素として「二人の男性のギャップ」が挙げられます。

ギャップが「良」と「悪」という上下に生じてしまったら、女性は頭を悩ませることなく前者を選択するでしょう。

しかしこれでは全く面白くありません。

どちらも同じくらい魅力的でありながら外見や性格が対照的という設定。

これがあるからこそ、ルーシーはスクリーンの中で約2時間の間揺れ続けたのです。

どちらも決定打に欠ける、という考え方も一つでしょう。

ルーシーにとってジョージとセシルのどこが魅力的で、どこが決定打に欠ける部分だったのでしょうか。

ルーシーにとってセシルとは

イギリス紳士のユーモア (講談社学術文庫)

整髪料でピタッとセットした黒髪に、手入れされた口ひげをたくわえて、銀縁メガネを掛けている知的な風貌のセシル。

首元がタイトなシャツにスーツという出で立ちでステッキを欠かさない姿が印象的です。

20世紀初頭のイギリス貴族のお手本といったところでしょうか。

セシルを選ぶメリット

女性は家庭に入り夫を支えるのが当たり前だった時代。男性にはある程度の経済力が求められました。

その点でいえばセシルは満点。ルーシーの将来は約束されたようなものです。

彼の身分や経済力は魅力の一つだったでしょう。

セシルはベートーベンよりシューベルトを好んでいますが、実はここから彼の性格が垣間見えます。

生まれつきの才能で生きる天才よりも努力を積み重ねて生きる秀才に共感しているのです。

彼自身も秀才タイプだといえます。

常に真面目に努力を続けるセシルが夫になれば、結婚後の生活が立ち行かなくなることはないでしょう。

こうしてみると、セシルは結婚相手として申し分ないように感じます。しかしルーシーは、彼を選ばなかったのです。

硬派すぎるのが難点

フレディのピアノと鼻歌に耐えられず部屋を後にするシーンがありましたが、ここからも彼の性格が読み取れます。

「感覚」に頼る生き方を好んでいないのです。

基本や規律を重んじ、努力が人の価値を決めるという考え方が根底にあるのでしょう。

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