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【ショーン・オブ・ザ・デッド(ネタバレ)】ラストで描かれる日常の意味を考察!ショーンが非日常にいち早く溶け込めた理由は?

これから先の未来を見据えて変化を求めるリズと、今の日常を維持しようとするショーンとの間で大きな齟齬が発生したのは明白です。

その結果、破局も止むを得ない状況でした。

しかし破局直後にゾンビが発生。

破局は取りやめになりますが、リズにとって望まない展開だったはずです。

なぜなら、リズは恋人として何も変わってくれないショーンに見切りをつけようとしていたのですから。

しかし一方で、この困難を乗り越えれば二人の関係は良い方向に向かうかもしれない、そんな期待を抱かせることにもなったのです。

いつでも一緒、幼なじみのエド

男友達

幼馴染のエドはどこにいくのもショーンと一緒のため恋人であるリズにウザがられてしまう程です。

ルームシェアの家賃も滞納しがちで仕事もまともにしていないエド。

それでもなおショーンが一緒にいたがる理由は何でしょうか。

ダメンズのエドの側にいるとピートのいう通り優越感に浸れるのかもしれません。

二人の関係性はハイスクールのことから何一つ変わっていない様子がうかがえます。

日常のルーティンを大切にするショーンですから、その何も変わらないという安心感がショーンがエドの側にいる一番の理由ではないでしょうか。

ショーンにとってエドは日常の一部なのだと考えられます。

イヴォンヌの存在意義

意外に忘れがちなのがイヴォンヌの存在ではないでしょうか。

ショーンの状況が変化するとその度に出てくるのがイヴォンヌです。

ショーンの現在の状況を客観的にとらえられるのがイヴォンヌとのコミュニケーションなのだと思われます。

お互いの状況の確認に加えて、ゾンビ化していない人間がいるという安堵感が得られるのでしょう。

そして、最後のシーンでもこのイヴォンヌは大切な役割を担っています。

「助かったのだ」

引用元:ショーン・オブ・ザ・デッド/配給会社:カルチャヴィル

これはイヴォンヌが最後のシーンで発する一言です。

これにより危機が去ったことをショーンも観客も認識。

イヴォンヌはショーンの現状を如実に表す鏡的な役割があるといえるのではないでしょうか。

パブ「ウェインチェスター」の役割とは

登場人物にも役割があるように、建物にもその役割があると考えられます。

特に、ショーンが立てこもり場所に、パブ「ウェインチェスター」を選んだのは何故なのでしょうか。

最適な立てこもり場所

ネオンの看板

通常ゾンビ映画で立てこもる場所といったら、スーパーマーケットやショッピングモール

なぜなら、備蓄が潤沢で長期間にわたって立てこもることが可能だからです。

またゾンビに侵入されにくい階上や屋上などの場所があることも重要ですね。

そう考えると、備蓄が多いのはお酒だけだし通りに面しているのでゾンビに侵入されやすいパブ「ウェインチェスター」。

到底、隠れ場所として適しているとは考えられません。

むしろ、アパートメントの玄関と各部屋の玄関に鍵がついているリズの部屋の方が適しているでしょう。

パブ「ウェインチェスター」に立てこもる理由

バーカウンター
ショーンは立てこもるのに丁度いいのは、パブ「ウェインチェスター」だとリズには力説しますが、果たしてそうなのでしょうか。

確かに建物は頑丈ですし出入り口も把握しているので地の利は得ています。

とはいえリズのアパートメントなどと比べて優位とは考えづらいです。

ただ、ここで立地などではなく視点を変えて考えてみましょう。

そう、ショーンの精神面です。

良く知っている場所だという安心感がショーンの中では大きな意味を持っています。

いつも行っているパブで、いつもの仲間と一緒にいられれば心が休まると思ったのではないでしょうか。

無意識にショーンが日常を求めているのではないかと推察できます。