花頴と衣更月の信頼関係がうまくいっていないことを知って仲たがいさせようとしますがなぜなのでしょうか。
烏丸家を陥れる刻弥
衣更月がプレゼントしたネクタイをつけてくれないと打ち明けたことで信頼関係は薄れていると感じたのです。
そして運転手を事故に遭わせ衣更月を外出させてその間に部屋に入りネクタイを盗みます。
刻弥の上着の右のポケットが膨らんでいたのが証拠です。
続いて雪倉にスリの濡れ衣を着せてまた衣更月を外に出します。
すぐに見つかってはネクタイが花頴の元には届きませんから。しかも番犬ペロの行動も確認していました。
衣更月の匂いがしていたのでくわえていたのでしょう。
ゴミに捨てたと思わせて花頴の信頼を奪おうとしました。
そうして一人づつ烏丸家から追いだそうとしたのです。
1人になった花頴に同情するふりをする刻弥
烏丸家に一人になったことを確認し、寂しがる花頴を食事で元気づけるふりをする刻弥。
ネクタイを捨てられたと悲しがる花頴に衣更月は当主への信頼を捨てたと不安がらせます。
しかし、孤独に慣れている花頴です。鳳が教えてくれたいつもの言葉を思い出しました。
謎を解き明かす衣更月
衣更月は烏丸家に迷惑をかけないために執事を辞めて事件の真相を調べることに。
自分を認めてくれた鳳の言葉を思い出し烏丸家の名誉のために動き出します。
執事の仕事はすべての事を理解していなければなりません。
この出来事もいい経験になるでしょう。
使用人を通してお互いの気持ちを知ることに
この作品の中で雪倉の娘の言葉が当主と執事の橋渡しになっています。
使用人の娘で年も近かったために花頴の気持ちも衣更月の気持ちもわかったのでしょう。
誤解を解く
雪倉の娘がなぜネクタイを捨てたのかを聞きますがそこには厳しく躾けられた執事の掟があることを知ります。
もらったネクタイをしなかったのは執事という仕事は地味で目立つ格好はしてはいけないと厳しく教育を受けていたからでした。
名門の執事として必要なことだったのです。
信頼を取り戻したい
執事を辞めてきた衣更月ですが烏丸家への想いは強く運転手や雪倉の疑いを晴らすことが花頴への恩返しだと思います。
失ってしまった信頼を取り戻したかったのです。
その想いを聞き雪倉の娘が動きます。
贋作に込めた思い
刻弥に廊下の絵を譲ってほしいといわれ調べることに。
部屋の奥に隠されていた一枚の絵を見つけ幼少期に見た絵だと気づきます。
隠されていた贋作
その絵を見て贋作だと気づくのです。昔展覧会に行ったときに見た絵でした。
衣更月はその絵を巡ってオモダカが窮地に追い込まれたことを知り、娘が事件に関わっていることを突き止めます。
その娘が刻弥の彼女でした。幼いころからずっと見守ってあげていたことで刻弥の優しさがわかります。
花頴もそのことを知り、これ以上刻弥に事件を起こさせないためにも話を聞くことに。
執事に戻った衣更月
雪倉の娘のおかげで執事に戻った衣更月を見て驚く刻弥でした。