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2017年に公開された『ハッピー・デス・デイ』はタイムループとホラーを組み合わせたアメリカの映画です。
ホラー映画ではありますが、コメディや恋愛、謎解き要素も含まれたポップに楽しめる映画として全世界でファンを獲得しています。
日本では2019年6月に公開されると、続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』がその2週間後に公開され話題を呼びました。
ここでは殺人ループが起きた理由や主人公ツリーの身体に残った傷の謎など、映画の内容や魅力を考察していきます。
笑って感動できるホラー映画
『ハッピー・デス・デイ』はただのホラー映画ではなく、さまざまな要素が絡み合ったエンタメ性の高い映画です。
では、この映画がどのように成り立っているのでしょうか?
ミステリー
本作の大きな特徴が殺人鬼であるマスクの犯人が誰なのかを推理していくという点です。
真犯人のルームメイトにたどり着くまで、ツリーとともに同じ日を繰り返しながら一緒に推理を進めていくのです。
さらになんでもなさそうな出来事も、物語が進むと重要な意味を持っていることが明らかになります。
したがって観客はこのシーンにも何か意味があるのではないかと楽しみながら鑑賞することができるのです。
ヒューマンドラマ
本作の中で大きな意味合いのひとつが、ビッチで自分勝手なツリーが成長していく物語であるということです。
ツリーはタイムループを繰り返す中で自分を見つめ直し、大切なものに気づきます。
そしてルームメイトへの態度を改め、不倫相手にも別れを告げ、父親とも本音でぶつかって関係を修復していきます。
こういったヒューマンドラマの側面により、観客はツリーに共感しながら映画に引き込まれていくのです。
コメディ
映画の中で見逃せないのがコメディ要素です。
どうせ殺されてしまうのだからと大学内を裸で闊歩するシーンに笑った方も多いのではないでしょうか。
さらに主人公のツリーを演じるジェシカ・ローテの変顔含む豊かな表情は必見です。
適度なコメディ要素が入ることで多くの人が見やすいホラー映画となっていると考えられます。
なぜツリーの身体に傷が残っていた?
何度かのループを繰り返したツリーは目覚めてすぐに倒れてしまい、病院へ搬送されます。
そこでツリーの身体に殺されたときの傷やダメージ残っていることが判明します。
なぜ生き返っているのに身体には傷が残っていたのでしょうか?