出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B0779PQPKR/?tag=cinema-notes-22

2011年公開の映画『マネーボール』は『マネーボール奇跡のチームをつくった男』というマイケル・ルイスのノンフィクション小説が原作です。

第84回アカデミー賞で作品賞や主演男優賞などにノミネートされ、高い評価を得た作品です。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/作品名マネーボール

最後にピーターがビリー・ビーンに試合のVTRを見せた真意は何だったのでしょうか。

そしてチームの能力向上に影響を与えた経済学についても深掘りしていきましょう。

ピーターが見せたVTR

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地区シリーズ敗退のアスレチックスとビリーに対し、野球評論家はこぞって『データ野球』を非難します。

そんな時、ボストン・レッドソックスのオーナーから高額オファーが届きました。

オファーを受け迷っているビリーにピーターが見せたVTRの真意は何だったのでしょうか。

最高額のオファーの意義

ビリーへのオファーはレッドソックスGMへの就任でありその額はGMとして『スポーツ史上最高額』でした。

それでもビリーが悩んでいたのは自分のやってきたことに対しての自信が揺らいでいたからです。

かつて人生を金で決め失敗したことを引きずっているビリーにピーターは「最高額に意味がある」と諭します。

最高額という事は『野球史上で最も素晴らしい成果』ということだと伝えたいのです。

ボストン・レッドソックスは見ていてくれた、評価してくれたという事をピーターは言いたいのでしょう。

ボストン・レッドソックスのオーナーが言ったセリフにも深い意味が込められています。

統計学の権威を雇えばよいのであればレッドソックスの財力をもってすれば容易なことです。

しかし経験値という付加価値がビリーにはあります。

あの貧乏球団のアスレチックスをあそこまでにしたビリーが金持ち球団で同じことをすれば鬼に金棒だと考えるのは当然です。

なぜVTRを見せたのか

それでも自信を取り戻せないビリーにピーターはVTRを見せます。

感情を排し映像という事実で伝えようとしたのです。

アスレチックスを再建するために二人が貫いた方法を用いたということでしょう。

それは『失敗したと思っているのは自分だけで、知らないところでちゃんと実っている』ということです。

それが『最高額オファー』の意味なのだと伝えています。

野球に対して夢を抱くのはみんな同じです。

統計学を用いようが、経験豊富なスカウトの目を信じようが同じ夢を追っているということでしょう。

ピーターの気持ちはビリーにも伝わります。

しかしビリーはアスレチックスに残りました。

貧乏球団のアスレチックスで勝ちたかったという思いを大切にしたのです。

それは車の中で聴いた娘の歌が後押ししていることは間違いありません。

そして遂に『セイバーメトリクス』を駆使しプレーオフに進出します。

この作品は単なる『野球映画』ではありません。

ビリーの葛藤と成功を描いた『ヒューマンドラマ』の傑作なのです。

MoneyBallの意味

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『セイバーメトリクス』理論を用いる球団は増え続け2013年には75%のチームが採用しています。

それによって統計学を使うアスレチックスの優位性は失われました。

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