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製作総指揮に物理学の権威を起用することにより、圧倒的な情報量を持つSFとして生み出された「インターステラー」。

劇中では難解な物理学用語が日常会話のように飛び交っており、何を話しているのかいまいち理解できなかったという人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、「インターステラー」に劇中に登場したSF用語を徹底解説していきます。

しっかりと把握すれば、より作品を他の楽しめることでしょう。

「インターステラー」が難解になった理由

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一般大衆に媚を売るようなキャッチーさを全く見せず、あくまで硬派なSF作品として完成した「インターステラー」。

この作品が昨今の映画作品の中でも屈指の難解さを示したのには、大きく2つの理由があります。

ハードコアなSFが出来上がった背景には、2人の重要人物が大きく関わっているのです。

ノーベル物理学賞受賞者が製作総指揮として参加

1人目の「インターステラー」を難解たらしめた人物は、ノーベル物理学賞受賞者である物理学者、キップ・ソーン氏です。

彼は「アインシュタイン最後の宿題」と呼ばれた「重力波」を発見した人物として知られています。

キップ・ソーンは製作総指揮として、「インターステラー」にプロットの段階から関わっていました。

作品の構想段階から物理学の権威の意見を交えることにより、ただでさえ独自の用語が多いSF作品に、最新の物理学用語が加わることになったのです。

ちなみに、劇中で登場する黒板に書かれた大量の数式はキップ・ソーンが書いたものであり、全て正確な数式となっています。

一瞬しか映らないようなものに労力をかけるという、ハリウッド映画の真摯な部分が現れていますね。

足し算的に情報を詰め込んだ監督の脚本手法

作品を何回にしたもう1人の人物は、監督・脚本を担当したクリストファー・ノーランです。

実は、企画段階では「インターステラー」の監督として、SF映画で数々のヒットを飛ばしたスティーブン・スピルバーグを起用する予定でした。

しかし、スピルバーグは映画会社である「パラマウント映画」との契約関係で「インターステラー」の監督を引き受けることができなかったのです。

そこで監督として起用されたのが、脚本担当であるジョナサン・ノーランの実兄であるクリストファー・ノーランでした。

クリストファー・ノーランは脚本にも参加しており、足し算的に情報量を詰め込み、情報の解説には時間を使わない手法を取ることで、「インターステラー」をより複雑な作品に仕上げています。

彼の脚本への参加が、作品の難解さを助長しているわけですね。

「2001年宇宙の旅」の影響

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「インターステラー」は歴史的名作であるSF映画、「2001年宇宙の旅」から多大な影響を受けています。

読者の皆さんは気付くことができましたか?

ここからは一体どのような部分に「2001年宇宙の旅」の要素が含まれているのか、紹介していきます。

多大な影響を受けた撮影手法

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まず、映像技術に関する部分のオマージュとして、「インターステラー」がCGなどの最新技術を使わず、「2001年宇宙の旅」と同じような特撮技術で撮影されていることが挙げられます。

実は、クリストファー・ノーランは大のインターネット嫌いで有名です。

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