そして劇中で弟とされているロキですが、神話の中では親友です。親友なのですがロキの性格上、トールは騙されることも多くあったようです。
それでも仲間になったり、敵になったり二人は不思議な関係で描かれています。
北欧神話の中でトールはラグナロク(最終戦争)で大蛇の毒を浴びて死んでしまいます。
北欧神話の中でソーは女装をしている
劇中にはありませんが、北欧神話の中でトールは対立する巨人族にミョルニルを盗まれ、女装をして取りに行くという話も存在します。
この時ミョルニルを取り返す策略としてトールに女装を進めたのは、ビフレストの番人をしているヘイムダルです。
女装のかいありミョルニルを取り返すのですが、劇中のソーの裏話として考えると面白いエピソードですね。
北欧神話でのソーの性格はお人好し
神話の中のソーは時に乱暴で戦闘好きという荒ぶる神として有名ですが、よく騙されるお人好しの一面もあります。
素直で一直線の性格が人々から多く愛されているのです。
そんなお人好しの神トールは、美しい髪を持つシーフというなの妻を娶っていますが、劇中ではナタリー・ポートマンがジェーン・フォスターとしてヒロインを演じています。
北欧神話に出てくるキャラクターが「マイティ・ソー」に出演
「マイティ・ソー」で北欧神話をモデルにしたのはソーだけではありません。
多くのキャラクターが神話をモデルに設定されていますが、ここでは異彩を放つロキとソーの父親であるオーディンの存在を見ていきましょう。
北欧神話におけるロキ
劇中のロキは少々複雑な悪役キャラで描かれていますが、神話の中でも善と悪の両方を併せ持つ存在として登場しています。
劇中でアスガルド出身ではないことを知って悪へと進むロキですが、神話の中ではもともと巨人族の息子でトールとは親友という設定です。
悪戯好きでその悪戯が時に大きな戦争を引き起こすという厄介キャラの神様です。
神々が死んでいく最終戦争ラグナログもロキがきっかけで起こったものとされ、上記したようにトールはロキから誕生した大蛇(ヨルムンガンド)の毒で命を落とします。劇中には使用されていないエピソードです。
「マイティ・ソー」の中でどこか憎めないキャラクターとして人気なのは、ソーの弟という設定であり悪の中にお茶目な悪戯心を感じるからなのかもしれません。
役者トム・ヒドルストンの存在がロキの人気を大きく左右させました。
北欧神話におけるオーディン
オーディンは北欧神話の中で最高神でありトールの父親です。劇中でも同じ設定で描かれています。
神話の中では知識の神としても名高く、知識を得る為に自分の右目を捧げています。その為隻眼の神として描かれているのです。
また有名なルーン文字もオーディンが生み出したものとして知られています。オーディンはルーン文字を得る為に9日間ユグドラシルの枝に自らを括り付けていたというエピソードもあります。