出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07WHGK94X/?tag=cinema-notes-22

日本には仏教用語の「自業自得」という言葉があります。“自分のした行いによって報いがある”という意味です。

皆さんは自分のまいた種で辛い経験をしたことや自分の運命を呪って自暴自棄になったことはありますか?

今回は2010年に亡くなった風刺漫画家ジョン・キャラハンの自暴自棄が招いた、波乱の生涯を描く映画「ドント・ウォーリー」をご紹介します。

「ドント・ウォーリー」は、事故により四肢麻痺になった風刺漫画家のジョン・キャラハンの半生を描いた、2018年のアメリカ合衆国の自伝映画

2018年サンダンス映画祭、第68回ベルリン国際映画祭の正式出品作品

監督は2003年のカンヌ国際映画祭でパルムドールおよび監督賞を受賞した『エレファント』のガス・ヴァン・サント

主演は3度のアカデミー賞ノミネート経験者、ホアキン・フェニックス

キャストはジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック

引用:http://www.dontworry-movie.com/ドント・ウォーリー公式サイト

なぜジョンは自分を許せたのか?

羊

この作品はジョン・キャラハンがアルコール依存になった原因と克服、事故で四肢麻痺となった苦悩と生きる道を描いています。

また、ジョン・キャラハンの人生のベースには、傷となって残る子供時代の記憶と私生児として生まれた事実があります。

ジョンがその現実とどう向き合い、未来を切り開いていったのかを考察してみましょう。

ジョンの苦悩の原点

ジョンが車椅子生活になった要因を一つ一つ探っていくと自分の出生に辿りつき、“こんな自分に誰がした?”という論理になります。

つまり苦悩の一番の要因は養父やその家族ではなく、自分を捨てた実母だと結論づけるのでした。

やがて、ジョンは世の中の“黒い羊(厄介者)”になってしまいますが、自分の非に気づいたことで苦悩を打ち消すチャンスと巡り会いました。

母を許すことが自分を許すこと

ジョンは過去の自分の過ちが結果的に今の自分を苦しめていると悟り、関わってきた人物に謝罪して周る闘いに挑むのです。

そして、一つ一つ遡り謝罪する中で、人の寛容さにも触れてどんどん自分が許され癒されるていく感覚を感じていきました。

そして、最終的に会ったこともない消息不明の母親を許せる寛容さを得て、馬鹿なことをしてきた過去の自分も許すことができたのです。

漫画家ジョン・キャラハンの自伝

Don't Worry, He Won't Get Far On Foot (英語) ペーパーバックそれではジョンが酒浸りの人生になって経緯に触れてみます。原因は私生児として生まれ親の愛を知らずに育ち情緒不安定に陥ったからでしょう。

しかしそれが原因で重度のアルコール依存症になり、事故までおこして四肢麻痺で車椅子生活になってしまったのです。

それでも禁酒できない意志の弱いジョンが自分を許し自立していくまでには、重要なプロセスがあるので抑えておきたいと思います。

アヌーとの出会い

Don't Worry, He Won't Get Far on Foot
最初はリハビリテーションセンターに訪れたボランティアのアヌーとの出会いです。

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