ワンダーウーマンでも成長ストーリーが描かれていますが、冒頭部分にすぎません。
一方キャプテン・マーベルは、事故により偶然手に入れたパワーという設定になっています。
「ヒーロー」という条件で比べるとしたら、ワンダーウーマンの方が生まれながらの超人的なヒーローといえそうです。
ワンダーウーマンはリアル感が少ない
超人感の強いワンダーウーマンなだけに、身近に感じるという感覚は薄いようです。
また神の血を受け継ぐワンダーウーマンは、男性に接したことがないという特別な環境で育っています。
映画の世界でありファンタジー的な要素が強くでています。
一方キャプテン・アメリカは元米軍パイロットという設定で、一般人としての生活感も描かれています。
共感をもって観れるのはキャプテン・マーベルの方かもしれません。
恋愛要素のあるワンダーウーマン
ワンダーウーマンには、女性を感じさせる部分が多く盛り込まれています。
そのひとつがスティーブとのロマンスです。女性であることもしっかりと表現し恋愛もする等身大の女性像が描かれています。
一方キャプテン・マーベルはロマンス的な要素は全く組み込まれていません。女性差別の問題を組み込みながらもあくまでも自分探しに主軸を置いています。
ヒーローの力を良しとするか否か
DCとMUC作品の大きな違いは、スーパーパワーへの考え方ともいえます。
DCでは元々パワーをもって生まれているヒーローが多く、このパワーを天から授かったありがたいものであると表現されています。
一方、MUCでは事故によって得たパワーが多く呪われて得たパワーと表現されています。
こういった特殊パワーへの考え方も考慮してみていくと映画に深みが出てくるのではないでしょうか。
表現の違いは衣装にもあり
DCとMUCの女性ヒーロー表現の違いはそのコスチュームにも見て取れます。
ワンダーウーマンは女性的
ワンダーウーマンのコスチュームは露出が多く、より女性であることを強調したデザインとなっています。
このコスチュームは動きやすさを追求した結果生まれたようですが、男性では着こなせない女性特有のコスチュームですね。