この疑問については、完全に「ノー」と言えるでしょう。なぜなら、このような考え方をするのは日本だけだからです。

外国では、シリアで取材中に捕らえられ身代金を要求された記者が、解放後再びシリアに向かったこともあります。

この時周りは、特に批判はしていません。

このことから、メリーが健康や命を顧みず取材を続けることに「周りに迷惑がかかる」という考え方をしなかったことが分かります。

百聞は一見に如かず

​シリア 震える橋を渡って: 人々は語る

メリーはシリアの内戦に巻き込まれ、最前線で亡くなります。この死因について、フェイクニュースが流れました。

彼女らの死因についてシリア政府は「反体制派の仕掛けた即席爆弾によって死亡した」と主張した

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/メリー・コルヴィン

メリーの死因は、反体制派ではなく政府軍による攻撃です。それを証明したのは、メリーと同行していたポール・コンロイでした。

公の機関であっても、フェイクニュースを流すのです。だからこそ真実を伝えたいと、メリーは大きな使命感に燃えていたのでしょう。

PTSDやアルコール依存症に構ってはいられません。

大きな犠牲、大きな対価

ここまで使命感に駆られて、戦場を取材し続けたメリーです。

当然仕事のために犠牲にしたものは大きなものがあります。一方、それをどう考えるかは本人次第。

メリーは犠牲と同時に、得るものもあると語りました。

心身の健康を犠牲に…

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眼帯がトレードマークである時点で、目の犠牲を払っていることが分かります。他にも身体だけでも、さまざまな犠牲を払いました。

  • 半分の視力(目)
  • PTSDの発症
  • アルコール依存症

映画ラストでは、政府軍の攻撃により自身の命を失いました。これが最大の犠牲と言えるでしょう。

一方戦場を取材するにあたって、メリーはこれらの犠牲は承知しているわけです。

むしろその犠牲の覚悟がないと、現地に飛び込むことはできないと思います。

社会的なつながりや感覚も犠牲に…

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戦場を駆け巡ることによる犠牲は、心身的なものだけではありません。社会的なつながりや感覚なども犠牲にします。

  • 恋人(デヴィッド)
  • 人としての感覚・道徳性

ストレスのあまり、恋人のデヴィッドとも別れてしまいました。

さらに、取材対象が記事にすることを拒否しているにも関わらず記事にしようとする、人としての感覚や道徳性も失くします。

もしも目の前の人が拒否をしているのに、その拒否する行為をしている人を見かけたら、みなさんはどう感じますか?

当然「拒否しているからやめなよ」となるはずです。

そうならないのは、メリーの感覚や道徳性がジャーナリズムの炎に対する犠牲となったからだ、と考えられます。

対価があるからこそ戦地へ赴く

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では戦場で取材することが、犠牲ばかり払うのかというと、そうでもありません。

メリーが最前線で取材を続けることで、「戦いの悲惨さを伝えられる」「リアルな人の声を届けられる」というメリットがあります。

つまり、自分のやりたい取材方法・内容で取材することは、健康や恋人などを失うことと同等なのです。

メリーにとっての大きな犠牲は、犠牲と思わせないほどの対価によって帳消しになっています。

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