出典元: https://www.amazon.co.jp/dp/B01M31ALPV/?tag=cinema-notes-22
『メガ・シャーク』など多くのB級映画を生み出してきた映画製作会社アサイラムが手がけた映画「ZOOMBIE ズーンビ」。
CGを駆使したアメリカのパニック作品です。
ある時、エデン野生動物園で命を落としたはずの猿が獣医を襲いました。それに続き園内の動物たちがゾンビ化し、人間を襲いまくります。
テンポよくストーリーは進みますが、ゾンビになった動物たちの心の中には、ある願いが…。
そして最後のゾンビ動物であり、死んだはずのキフォの目が開いているシーンで作品は終わります。
人間とゾンビ動物の戦いは終わっていないのでしょうか。
今回は、キフォのその後・エデン動物園でゾンビ化した意味と動物たちの望みに迫ります。
エデン動物園でゾンビ化した意味
エデン動物園では絶滅危惧種の動物たちが保護されています。
色々な動物園がある中で、エデン動物園の動物たちがゾンビ化に選ばれたのには何か意味があるのでしょうか。
絶滅危惧種の存続
ここで繁殖できなければ、絶滅してしまう動物もいるでしょう。彼らは普通に存在しているだけでは絶滅してしまうのです。
一般的な動物園の動物がゾンビ化しても意味がなく、絶滅危惧種が存在し続けることができるかどうかが重要。
だからエデン動物園が選ばれたのだと思われます。それに、悠長に新しい生命の誕生待っている余裕は絶滅危惧種にはありません。
彼らが手っ取り早く、そして確実に仲間を増やす方法がエデン動物園でのゾンビ化だったのではないでしょうか。
感染拡大させやすい
世界中に絶滅危惧種は存在します。それぞれがゾンビ化する病原体に感染するには時間がかかるでしょう。
勢力を拡大させる途中で人間に殺されることが予想されます。一方動物園という狭い空間であればあっという間に感染が広がるはずです。
それに園内ならば動物の数に対して人間の数が圧倒的に少ないのですから、人間を殺すには最適な空間だといえるでしょう。
そう考えると絶滅危惧種を一気に感染させ、なおかつ人間に不利な状況を作り出せるエデン動物園はうってつけの環境だったのかもしれません。
エデン動物園は誰にとってエデン?
絶滅危惧種を保護するために作られた施設であるエデン動物園ですが、人間が生き残るために壊す決断が下されました。
人間は一体何を目的として、エデン動物園を作ったのでしょうか。
エデンには“楽園”という意味がありますが、動物にとっての楽園と人間にとっての楽園は別物だと思われます。
エデン動物園を作り上げた人間にとっては、ここはなかなかお目にかかれない動物を見て楽しむ場所。