しかし動物側にとってみれば自由を奪われ、狭い場所で管理される地獄のようなところだったはずです。
つまりエデン動物園が壊されたことは、動物にとっての地獄が取り払われたといえるかもしれません。
動物たちの望み
ゾンビ化しながら人間を捕食していく動物たち。彼らはただ病原体の意のままに侵されているのではないように見えます。
ゾンビ化した動物たちの望みとは一体どのようなものだったのでしょうか。
人間を滅ぼす
人間によって絶滅の危機にさらされている動物たちは、今度は人間を滅ぼす側になろうとしているようです。
動物を乱獲したり環境破壊をしたり、人間は好き放題に振る舞っています。
もし人間が地球上に存在しなければ、他の動物たちは明らかに平和に暮らせるでしょう。
それに人間は知能が高く、それでいて同じ過ちを何度も繰り返す生き物です。
人間の数を減らすだけでは、また動物たちを絶滅に追いやる危険性があると考えたに違いありません。
だからこそ動物たちは人間を滅ぼすことを望みにしたのだと思われます。
動物のエデンを作る
人間が管理するエデン動物園は、動物たちにとって本当のエデンではありません。
自由にそして安心して生きられる場所こそが本当のエデンなのです。
本当のエデンが欲しいという望みを持った動物たちは、何が必要で何が不要かを考えたでしょう。
そして人間が不要で、人間がいない世界が必要だという答えが出たのだと思われます。
キフォのその後
エデン動物園を壊した後、死んだと思われていたキフォの目が開いているシーンで幕を閉じました。
これによって考えられるキフォのその後に迫ります。
園外で殺されるキフォ
動物にしか感染しない病のため、キフォが森や山に入らないと仲間を増やせないと考えられます。
多くの動物たちに出会う前に、警察や銃を持った国民がキフォの前に立ちはだかるでしょう。
エデン動物園の周囲の環境によっても変わるかもしれませんが、現実的に考えて数で押さえ込まれたらキフォも負けるのではないでしょうか。
全ての生き物がゾンビ化
仮にキフォが運良く仲間を増やし、人間を捕食していけたとしましょう。そうすれば今度は人間が絶滅危惧種になるわけです。
それでも人間は捕食対象のままなのでしょうか。もしかしたら今度は人間もゾンビ化する病原体に感染する可能性が出てきます。