地球上の生き物がゾンビになったら、敵味方なく平和に暮らせるのかは疑問です。
そんな追い込まれる事態になる前に、人間は動物との共存を真剣に考えなければならないでしょう。
人間の逆襲
力で人間を圧倒する動物に対して、人間はその高い頭脳で敵を圧倒することができます。
ですからゾンビ動物たちにやられる前に、何らかの策を打ち立てるはずです。
小型の草食動物ならば生け捕りにできそうなので、そこから病原体を採取するのではないでしょうか。
そして病原体を殺す薬を開発し、上空から撒き散らすなどして人類の危機を救うと思われます。
ですからいくらキフォが外で病原菌を撒き散らしても、人間を滅ぼす彼らの夢は実現できないのかもしれません。
ゾンビ化動物は増え続ける?
作中では絶滅危惧種の動物のゾンビ化までしか描かれていません。
ですがもしキフォが病原体を外の世界で撒き散らしたら、絶滅危惧種ではない動物もゾンビ化するのでしょうか。
もし感染しないとしたら、ゾンビ化は収束するのか考察します。
途絶えるゾンビ化
種が途絶えるのを防止するためにゾンビ化するのであれば、絶滅危惧種のみがゾンビ化するはずです。
キフォだけが助かり、外の世界に出ても周りは敵ばかりになってしまうでしょう。
であれば園内での戦いよりも遥かに簡単に、人間はキフォを殺すことができます。
もしかしたら生け捕りにして研究対象にするかもしれません。
そうしたら今回の事件は収束し、しかも今後また起こるかもしれないゾンビ化を抑止することが可能になるでしょう。
捕食対象の枯渇
ゾンビ化した動物は人間を捕食します。しかも草食動物も人間を捕食するのですから、相当な数の人間が犠牲になるわけです。
増えるゾンビ動物たちと減る人間。仮に人間の数が少数になったら、動物は餌がなくなり死んでいくかもしれません。
であればキフォが生きて外の世界に飛び出すことは、動物にとっても人間にとっても最悪の結果を生むといえます。
まとめ
突然謎の病原体に感染する設定ではありましたが、その病原体自体が動物の意志の塊なのかもしれません。
そんな動物たちの望みを目の当たりにすると、人間は動物のために絶滅すべきなのかと考えさせられます。
確かに絶滅危惧種を保護したり、動物園の中に閉じ込めて人間の見せ物にするなどは人間のおごりでしかないのでしょう。
動物は人間の玩具ではなく、地球上で共存するパートナーであると考え直さなければいけないのかもしれません。