昼はしっかり働いているのに夜になったらアンダーグラウンドな場所で汚さをぶつけています。

そのような下品さ・猥雑さは仕事人の砂田にとっては低俗なものにしか見えなかったのでしょう。

そしてまたそのようなことをいう砂田もまた裏で不倫にこっそりと手を染めてしまっています。

大人の理不尽さへの怒りとそれに染まってしまう自分への情けなさに嫌気が差したのではないでしょうか。

大人の柵から解放されたい

地域と障害―しがらみを編みなおす

二つ目にスマホとはデジタル社会において欠かせない人と人とをつなぎ止める連絡ツールです。

それを投げつけることは今ある大人の繋がり・柵から解放されたいという心の叫びではないでしょうか。

大人になって仕事も家庭も持って充実している筈なのにそれが何故か重荷になってしまっているのです。

そうした自身を歪める大人の柵から解放されて自由になりたいと奥底で葛藤していたのでしょう。

逆にいえば現代人はスマホがないと生きていけない病にかかっていることをも示しています。

本音を隠せなくなってきた

「本音で話す」は武器になる

そして一番の真意はもう砂田が自分の真意を隠せない段階まで来ていることを示しているのではないでしょうか。

砂田はこれまで表で愚痴を吐かない代わりに裏で散々愚痴や批判などをいうことでストレス発散していました。

しかし、作り笑いを指摘されたことで彼女の化けの皮がいよいよ剥がされる段階が来たのです。

だからこそ砂田は咄嗟にスマホを投げるという形でそれが爆発してしまったと推測されます。

彼女は今まで自分を偽り続けてきたツケをスマホの投げつけという形で払うことになったのです。

原点に戻る

経営の原点に戻る!―変化する時代の発想法“はかる”のススメ

こうして見ると、今回の映画で伝えたかったことは実は素朴で「原点に戻る」ことの大切さです。

大人になると子供の頃に本当に心の底から感じた大切な物が忙しさに追われる内に忘れられてしまいます。

それどころか砂田のように上ばかりを見て足下が疎かになり、ないもの強請りが始まってしまうのです。

核自体は非常にシンプルで、しかし表現の方法が非常に独特で安易に田舎へ戻ることをよしともしません。

誰しもが奥底にしまっている大切なものと大人としての現実を非常に絶妙なバランスで鮮やかに描いています。

まとめ

ブルーアワーにぶっ飛ばす (徳間文庫)

いかがでしたでしょうか?

本作は必ずしも従来の映画文法に沿って作られた作品ではなく、またメッセージをストレートに伝えません。

しかし、砂田と清浦、二人の自分が登場し情景と色の変化で鮮やかに心境の推移を描いています。

本作は決して都会が辛くなったら田舎に帰れとか、原点に戻って子供返りしろとか綺麗事をいいません。

日々過ぎていく忙しい日々の中で、それでも少しだけ自分と向き合う時間もたまにはあっていいのです。

満たされないから求めるのではなく、満たされるように自身の潜在意識と向き合ってみましょう。

そうすれば青い鳥探しなどせずとも自分が本当に求めているものが自ずと見えるのではないでしょうか。

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