メモを見て初めて自分の娘の名前を知った様子のデス。なぜ「エバ」という名前を鵜呑みにしたのでしょうか。
催眠術の効果
娘の本当の名前はヨニです。ですが掴んだ情報に娘の名前を確認した場面で「エバ」が娘の名前だと彼は疑いませんでした。
これもやはりウジンの仕組んだ罠で、娘の名前も催眠術で消したのだと思われます。
ここからデスの頭の中はエバ一色になったでしょう。それこそが黒幕の狙いだったのかもしれません。
黒幕までの伏線
本当ならデスの記憶から娘の名前を消したのですから、娘の名前をミドに変えなくてもいいはずです。
しかしわざわざデスの記憶からも消したのは、「エバ」という名前を目にさせたかったからではないでしょうか。
それはどういう意味かというと、エバは多分「エバーグリーン」の頭文字から取ってつけた名前だと推測できます。
エバーグリーンは黒幕ウジンが使っていたチャットの架空の人物の名前でした。
ウジンはエバがエバーグリーンなのだという伏線を張っていたと考えられます。
デスに自分のところまで辿り着いて欲しくて、メモに「エバ」と書いたのでしょう。
なぜ監禁したかではなく、なぜ解放したか
尋ねるべきは監禁した理由ではなく解放した理由だと話すウジン。
大した違いがなそうにも感じますが、どんな意味が込められているのでしょうか。
監禁したままでは苦痛を感じるのはデスのみです。しかしウジンはミドにも苦しみを与えたかったのではないでしょうか。
2人が親子であることをミドにも教えようとする場面もありますし、ミドが苦しむことで更なる苦痛をデスに感じさせたかったと考えられます。
それはアスが苦しみを与えられたこと、そしてアスの苦しみを見たウジンの苦しみが増したことと重ね合わせているのかもしれません。
足跡の謎
ミドに指摘されて気づいた足跡は椅子から倒れた場所まで続いていました。この足跡が意味するものとは何だったのでしょうか。
催眠術は成功したのか
誰かと一緒にいたのか尋ねられてもデスがよく分からない表情をしていました。
さっきまで催眠術の女と一緒にいたのですから、覚えていそうなものです。ですがこの彼の表情から、確信に迫ることができます。
なぜデスが曖昧な表情になったかというと、催眠術をかけてもらった記憶も消されていたからでしょう。
つまり催眠術は成功していたと分かる重要なシーンなのです。
倒れていた理由
椅子から足跡が続き、その先に倒れていたデス。なぜ彼はそこで倒れてしまったのでしょうか。
催眠術の女が、モンスターが70歳で死ぬと語っていたように、椅子から70歩進んだ地点が倒れた場所だと考えられます。
デスの体からモンスターが消えた瞬間、彼は倒れてしまったのでしょう。