悩みをタイムには素直に打ち明けているところから心を許しているという事は感じ取れます。

どうやらお互いに『究極のツンデレ体質』なのでしょう。

そんな赤の女王の願いでも渡せなかったクロノスフィアを奪ってしまったアリスは、とんでもないことをしたという事です。

『不可能』と『非可能』の違い

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クロノスフィアを使って過去に行くことを「とても危険」と言ったアリスに皮肉屋のチェシャ猫が言った言葉です。

『不可能(impossible)』ではなく『非可能(Unpossible)』とはどういう意味だったのでしょうか。

不可能とは文字通り『できない』ことです。

原作は『アリスの夢の世界』として物語が進みます。

『鏡の世界』に出てくるキャラクターはアリス自身を映した彼女の内面にある感情の化身です。

そう考えると、このワンダーランドでの出来事はアリス自身がやるかやらないかで決まってしまいます。

つまり『非可能』とは、『できない』ではなく『やらない』という意味ではないでしょうか。

もちろん『Unpossible』は造語です。

原作に出てくる『非誕生日』という「誕生日じゃない日を祝う」場面へのオマージュでもあるとも考えられます。

母が譲渡契約書を破った真意

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船の譲渡契約書を破った母の真意は何だったのでしょうか。

アリスの成長を観た彼女は『今』をどうするかより『未来』をどうするかを考えたのです。

アリスの特別な才能

アリスと母の二人が描いた未来は『貿易会社』でした。

それは手元に残した船が活躍しアリスが才能を存分に発揮できる未来です。

アリスの特別な才能とは『冒険を楽しむ素直な心』ではないでしょうか。

それを最大限に引き出してやることがアリスと自分の素晴らしい未来につながると気付いたのです。

母の決意

アリスの成長を感じた母は船を残すという決断を下します。

それはアリスを大人として認めたことと同義です。

母を思う娘の心と娘を信じ見守ると決めた母の強い心。

「娘が結婚しなくてよかった」と言われた意地悪いヘイミッシュの驚いた顔に留飲が下がったのではないでしょうか。

それぞれの成長と母に伝わった覚悟とは

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アリスは多くのことを経験してこのことにたどり着きました。

「過去は変えられないが、過去から学ぶことはできる」という意味は「学ぶことで未来を変えることはできる」という事です。

多くの『タイムスリップもの』は過去を変えることで未来が変わります。

しかし本作の「過去に学べば未来を変えることはできる」というアプローチならタイムマシンは必要ありません。

タイムマシンを持っていない我々にもできることです。

それを『成長』と呼ぶのでしょう。これこそが本作のテーマといえます。

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子供のころについた『嘘』が原因で赤の女王は変わってしまいました。それまでは仲のいい普通の姉妹だったはずです。

結局アリスは『過去』を変えることはできません。