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【デッドプール】異色のアンチヒーローが大ウケした理由を徹底解説!実はこんな等身大ヒーローを世間は待っていた?

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B079VRXDYD/cinema-notes-22

デッドプールは2016年に公開された映画で、アメリカのスーパーヒーロー・コメディ「X-MEN」シリーズの第8作目です。

1991年から様々な媒体で活躍していたデッドプール。

しかし口数が多く無責任なキャラクター。

どうしても物語の一部でギャグのような展開を繰り広げては去っていくという「コーヒーブレイク」のような登場が多く、なかなか主役を演じることはありませんでした。

しかし2016年に満を持して「初の単独主演映画」になって日の目を見ることとなりました。

デッドプール本人にとっては8作目にして念願の(?)初主演。

これが大成功を果たし、デッドプールが大人気となり様々な媒体で取り上げられるようになりました。

デッドプールは何故大ウケしたのでしょうか。ここで考察してみたいと思います。

デッドプールとはどんなヒーロー?

デッドプール [AmazonDVDコレクション] 赤い全身スーツが特徴的なヒーロー、デッドプール。彼は無責任で口数の多いという、ヒーローとしては異色の存在として人気を博しています。

本記事ではそんな異色の存在であるデッドプールが、なぜ人気者になったのかを徹底的に探っていきます。

マーベルコミックでトップを争う人気ヒーロー

デッドプールはマーベルコミックの「X-MEN」シリーズに登場するヒーローで、その中でも非常に人気が高いキャラクターです。

報酬次第でどんな依頼も受ける傭兵なので、悪人だけを倒す真っ当なヒーローとは一味違う存在です。

デッドプールのヒーローらしからぬ性格

 ベスト・オブ・デッドプール 単行本(ソフトカバー) – 2016/10/12 デッドプールは「スーパーヒーロー」と呼ぶことを躊躇うほど濃いキャラクターです。

そのらしからぬ性格を挙げてみました。

おしゃべりで口数が多い

ヒーローと言えば寡黙でクールというイメージが強いですが、デッドプールはとってもお茶目でおしゃべりで無責任な性格です。

自分の境遇をユーモアたっぷりに皮肉ったり、おしゃべりをやめなかったりという面が見られ、一昔前のヒーローとはちょっと違ったイメージがあります。

言動がハチャメチャ

こういった行動をとることがキャラ崩壊につながらないのも特徴的です。

末期ガンを患っていたりというようなバックグラウンドが丁寧に描かれている為でしょうか。

パロディやメタネタなども躊躇なく取り入れられていますが、そういう部分も「デッドプールらしいな」と納得してしまいがちです。

この視聴者に話しかけてくるスタイルは、映画内だけではなく公式Twitterでも見ることができます。

特にTwitterはデッドプール自身がツイートをしていて、どのツイートもデッドプールの自意識過剰さが溢れ出ています。

デッドプールのヒーローとは思えない意外な一面

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デッドプールは映画のヒーローにはありがちな設定ではなく、「え?それでヒーローなの?」という一面があります。

また映画の主人公とは思えない設定も。そんな部分を記します。

第四の壁の認識

デッドプールが認識しているもので特徴的なものの一つに、「映画館の客席とスクリーンにある壁」があります。

これを舞台用語で「第四の壁」といいます。

物理的には存在しないものですが、これをあると認識することで「観客に見られていることを意識する」という映画では珍しい反応を見られることができます。

「観客に話しかけてくる」というのもその認識があってこそのもので、主人公に親近感を覚えやすくなっています。

実はハローキティが大好き

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毒舌で無責任、掴みどころのないキャラクターであるデッドプール。そんな彼にもかわいらしい一面があります。

それは「ハローキティ」が大好きだということ。

映画のオープニングの場面をよく見ると、車の中にキティちゃんのリップクリームがあるのです。

映画をご覧になって気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

デッドプールのツイッターアカウントが唯一フォローしているのがハローキティの公式アカウントですので、余程好きなのが分かります。

上の画像はデッドプールとハローキティがコラボしたiPhoneのカバーケースです。こんな商品まで出ているのは驚きですね。

デッドプールはなぜ人気がある?

デッドプール:スーサイド・キングス (MARVEL)

デッドプールは良い言動ばかりをするわけではありません。

それぞれの信念の下に時には悪に見える行動をとることもずるい行動をとることもあります。

それは今までのヒーローの言動とはかなりかけ離れたもので「アンチヒーロー」と呼ばれています。

しかし、デッドプールは「異色のアンチヒーロー」として非常に人気が高いです。

その証拠にデッドプールの映画は大好評で全世界の興行収入は約760億円にも上っています。

また、フィギュアや財布、Tシャツや汁椀・茶碗セットなどグッズにまでデットプールは浸透しています。

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因みに上の画像がデッドプールの汁椀・茶碗セットです。可愛いですね。

これ程までにデッドプールの人気が高いのは何故なのかを紐解いていきたいと思います。

そもそもアンチヒーローってどういうキャラ?

そもそもアンチヒーローとは、ヒーローの典型から逸脱した主役を指す言葉です。

つまり、アンチヒーローは人格的に優れていない部分があり、社会的な善悪に拠るのではなく個人的な善悪を元に行動するヒーローともいえます。

ただその分人間臭さがあり親近感が沸く場面が多いです。

「ヒーロー気取り」という皮肉がありますが、その言葉とは対極にあるようなキャラクターです。

普通のヒーローが末期がんになった時の言動

普通のヒーローが末期がんになってしまったら、「ガンになっても最後まで君を守るよ」などと言葉をかけ、危機一髪の場面で恋人を守った直後にガンが悪化し亡くなる。

そして恋人はそのヒーローの最期の姿を心に刻みながら生きて行く。

こんな展開になるのがベタベタですが一番納得する「無難な」ヒーローでしょうか。

デッドプールが末期がんになった時の言動と考察

それに対して映画でのデッドプールは、末期ガンの治療を最優先し、恋人のヴァネッサを守るどころか姿を消してしまいます。

この行動はヒーローとしては失格かも知れませんが、自分の身に置き換えてみるとどうでしょう。

自分の死が刻々と近づいており、恋人のそばに居れるのもあと僅か。怖い。どうにか治らないだろうか。治療方法を探してみよう。

そう思うのは人間としてごく自然なことのように思います。

このように「人間としてごく自然なことが言動に出る」場面がありそこに共感することで、今までのヒーローでは感じにくかった親近感を覚えます。

親近感を覚えた相手には、初対面でも対等の立場で接することができるという心理結果が出ているそうです。

「等身大のヒーロー」が相手だからこそ「等身大の自分でいられる」のです。

今までのヒーローには「尊敬」「憧れ」などの気持ちを覚える傾向にあります。

その為、下から上を見上げるような状態になり対等の立場とはなりにくかったのと比較し、デッドプールはその壁を破って観客の心に入ってくるのだと思います。

他のアンチヒーローも大人気

マーベル ポフモフ ぬいぐるみ デッドプール S

近年はデッドプール以外にも様々なアンチヒーローが人気を博しています。

例えば「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クインや、「ヴェノム」の主人公ヴェノムもアンチヒーローに分類される存在です。

彼らもデッドプールのように道徳的にいい行いばかりをするわけではありません。

ハーレイは金属バッドで、ディスプレイの鞄を盗むシーンが有名です。ヴェノムはピンチに陥るとしょんぼりします。

アンチヒーローの共通点

そんな彼らに共通するのは「人間臭い」「共感できる」「親近感が沸く」というところです。

正しいことをするばかりではない、時には乱心して間違いを起こしたり悩んだり弱気になったりもします。

そんな姿を自分と重ね合わせることができるのがアンチヒーローの特徴ともいえます。

私達はアンチヒーローに共感応援することは、重ね合わせた自分自身を応援することと同義なのかもしれません。

結論 「デッドプール」は私達のそばにもいそうなヒーローだから大ウケした

上で考察してきた通りデッドプールは普通のヒーローと違って高貴な感じがなく、負の感情を表に出したり自分中心の考えになったりします。

しかしそんなところが逆に私達に親近感を与え、共感できるからこそ大ウケしたのでしょう。

またヒーロー映画を鑑賞する際自分自身がヒーローになり切り、自分が強くなったように感じる傾向にあります。

しかし私達のそばにいそうなアンチヒーローであればヒーローと自分の言動が似通っている為、ヒーローを応援することは自分を応援することにも繋がります。

そういった意味ではデッドプールを鑑賞すると今までのヒーロー映画では感じ得なかった高揚感を抱くことになります。

そして映画への満足度やキャラクターへの愛着も更にスケールアップすることでしょう。

このような要因があり、映画「デッドプール」は大人気となったのだと考えられます。

最後に

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いかがでしたか?

デッドプールが異色のヒーローながらも観客に愛されている理由を考察してみました。

実はこの映画の続編となる「デッドプール2」が2018年に公開となっており、DVD・ブルーレイにもなっています。

「クソ無責任ヒーローがド派手にカムバック」する姿が見られます。こちらも是非チェックしてみてください。