その時同じ孫を思うバルボッサが現れ協力して立ち向かうというのが次回作というのはどうでしょうか。
父親バルボッサの愛
ガリレオの日記とカリーナの話から娘だと気付いたバルボッサはジャックのコンパスによって自分の気持ちを再確認しました。
捨てた娘が予想外の進路を選んだことも記憶も無い父親を尊敬していることもうれしかったでしょう。
しかし彼女が抱く父親像と自分との差に名乗り合うことを避けたのです。
カリーナはなぜバルボッサが父親と気づいたのか
身を挺して救いに来た行動と差し伸べた手に彫られた星座でカリーナはバルボッサが父親だと気付きました。
それを確認しようとした彼女の言葉にバルボッサが返した答えには思わずホロっと来るほどの愛がありましたね。
残忍な海賊バルボッサが唯一守りたかったのが『カリーナ』なのでしょう。
バルボッサと黒ひげの違い
シリーズ三作目で登場した黒ひげは自分の娘を犠牲にして生き残ろうとしました。
本作のバルボッサとは正反対の父親であり二人の違いは愛です。
黒ひげは『自分を守るもの』と扱いバルボッサは『命に代えても守りたいもの』と考えています。
生命の泉のラストシーンでジャックに取り残されたアンジェリカ。
最後に彼女が拾ったジャックのブ―ドゥ―人形が次回作への布石かと思われましたが登場はしませんでした。
しかしそれ以降ジャックはツキを無くしていますからあの人形の効果だと匂わせているのかもしれません。
黒ひげの娘アンジェリカはペネロペ・クルスが演じています。
本作にペネロペは出ていませんが彼女の夫であるハビエル・バルデムが出ていましたね。
最後の海賊とは誰のことなのか
本編では誰が最後の海賊か特定できるようなシーンは確認できません。
ジャックがバルボッサの部下も連れて水平線を目指して出航しているので彼のことだと思いがちですが明確ではないのです。
では誰なのかと考えたときやはりバルボッサの名が浮かびます。
彼は以前カリプソを開放していますので彼女が助けるというのも考えられまがそこは恐ろしいカリプソです。
今回の事件で呪いを解かれたデイビィ・ジョーンズの代役として不死の体にしたというのはどうでしょうか。
人はいずれ死にますしジャックもウィルも例外ではありません。
不死の体を持たされ永遠に死者を運ぶ役目を負わされたバルボッサは最後の海賊となるのです。