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【デイアンドナイト(ネタバレ)】バスに乗る奈々のラストシーンの意味を考察!北村の死因は?資料を持って行かなかった真意とは

幸次や北村達大人が裏で必死に頑張ってくれたからこそ奈々は無事に大学進学が出来ました。

確かに彼らの犯罪は大問題ですが、一方でそれが奈々を助けることに繋がっているのです。

大人達が闇の世界で血と汗を流してくれたからこそ子供が子供らしくいられることを忘れてはいけません。

北村の死因

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幸次と並んで本作の屋台骨として縦横無尽の暗躍を見せてくれた児童養護施設のオーナー・北村。

物語後半で彼は奈々と対峙することになり、その結果彼は川へと投身自殺を図りました。

果たして一体何が彼をそうさせたのでしょうか?

父殺しの罪償い

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北村が犯罪行為に手を染めるようになったのは妻を殺した奈々の父への復讐が発端でした。

復讐を完了しても残された二歳の娘である奈々という忘れ形見を北村は罪償いとして背負ったのです。

その為に悪事に手を染めてでも奈々を何とかして一人前の自立した大人に育て上げようとしたのでしょう。

序盤で彼が幸次に語っていた子供を守るためなら犯罪行為も厭わないという台詞はこの伏線だったのです。

つまり奈々の父を殺した罪償いを奈々や子供たちを立派に育てることで果たそうとしていました。

だからこそ昼間は先生で夜は犯罪者という両極端な顔を持つことになったのです。

歪みに気付いた

近代のはずみ、ひずみ

二つ目に奈々と対峙したことで北村は自身がしていることの歪みに気付いたのでしょう。

北村は確かに善悪の区別がしっかりしていて正義感と同時に復讐心も両極端に持つ男です。

しかし奈々の父を殺してからの彼はどこか歪んでいて、その歪みを正しいと思い込んでいました。

悪くいえば北村はその真実から向き合うことを避けて自己正当化して逃げ続けていたことになります。

そこで全く邪気のない奈々に問われた北村は真正面から接することが出来ません。

彼を覆っていた建前が崩されていき自殺以外の選択肢が残らなかったのではないでしょうか。

復讐の終焉

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奈々と対峙したことで北村は犯罪行為が無意味だと気付いたのではないでしょうか。

どんなに暗いところで必死に子供達の為・奈々の為に頑張ったところで彼のしていることは所詮犯罪です。

暗い道に一度でも手を染めて道を踏み外した者が真っ当な道を歩んできた者には敵いません。

いわゆる年貢の納め時というもので、どんな悪事もいずれ暴かれ己の身に跳ね返ってきます。

皮肉にも北村の場合それを特別だと思っていた娘に暴かれてしまい全てが崩壊しました。

それは同時に長いこと尾を引いていた復讐が一つの決着を見たことを意味するのです。

資料を持って行かなかった真意

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北村というトップを失ってから犯罪集団の行為は次々と明るみに出て逮捕されました。

そして残るは父の無実を晴らすべく奮闘して犯罪に手を染めた幸次です。

最後に三宅と対峙する際幸次は資料を持っていきませんでしたが、その真意は何だったのでしょうか?

三宅に利用されたくなかった

一つ目は三宅に資料を渡して都合良く利用されたくなかったことが挙げられます。

ここに至る経緯として、幸次は資料を調べていく内にデータの改竄があることに気付きました。